アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
今が狙い目!川湯の森散策のススメ
2021年10月08日阿寒摩周国立公園管理事務所の武山です。
「川湯の森ナイトミュージアム」が今年も始まっています。
ライトアップによって「夜ならではの森の観察体験」を楽しめるイベントです。
入口でヒグマがお出迎え。
川湯の森が立体図鑑に変身した「図鑑の森」は、一部の木々がライトアップされると共に、シマフクロウなどの彫刻の野鳥たちを見ることができます。道中には、スマートフォンと連動する解説板が至る所に設置してあり、川湯の森や生き物たちへの知識をさらに深めることもできます。
普段は気にとめないような切り株が......
夜の明かりの下では、いつもより神秘的で、より生命力を感じます。
また、10月9日(土)17:00~21:00は関連イベントとして「森のマルシェ」も同時開催。川湯周辺のお店が大集合し、美味しい料理や飲み物を楽しむことができます。
※イベントによって開催期間や時間が異なるので、事前に確認することをおすすめします。
特設HP(各種関連イベントの詳細あり)
→https://www.kawayunomori.com/
☆消毒液の設置など、感染対策を行って開催しています。
「レプリカもいいけど、やっぱり本物の動物が見たい!」
そう思われる方もいると思います。道東を巡ると様々な動物たちに出会えますが、お昼の川湯の森も実は穴場。私が巡視していて、よく見かけるのはキツツキの仲間です。
↳キツツキの仲間の中では比較的よく見かける「アカゲラ」
↳アカゲラより一回り大きく、おなかの赤い部分の範囲も広い「オオアカゲラ」
↳キツツキたちに混じって一緒に木をつついていたのは「キバシリ」。
スズメよりも小さい鳥で、キツツキのように木の幹に縦にとまり、隠れている虫を探します。
川湯の森のふかふかの苔の道を踏みしめながら(雨の日などは滑りやすくなるので要注意!)、のんびり鳥の声を聞き、緑に包まれてみてはいかがでしょうか。紅葉も進んできており、きれいですよ。
夜の川湯の森を楽しめるのは今だけですのでぜひこの機会にお越しください。
最近はかなり気温が下がってきているので、防寒対策はしっかりしてきてくださいね。
川湯の森から歩いてすぐの足湯や温泉で暖まっていくのもおすすめです。