アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
小学生への環境教育授業を実施!第2弾☆
2021年11月19日こんにちは! 洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!
紅葉がひらひらと舞い、そろそろ雪の季節がやってきますね♪
今回は、先日実施した洞爺湖町の小学生への環境教育授業の様子を紹介いたします☆
【第1回目】 10月に実施
第1回目の環境教育授業は、昨年同様、洞爺湖中島で実施いたしました。
「中島で生き延びるための戦術!!!」 をテーマに、
酪農学園大学・伊吾田 宏正教授にご協力いただき、伊藤管理官、小松AR、伊吾田先生 の3班に分かれて、
中島とシカの関係や中島の植物についてお話しました。
秋の中島で見られる動物の食痕や果実などを探したり、シカの痕跡を見つけたり、樹皮や果実に触れたり、
様々な体験をした後、午後からはUWクリーンレイク洞爺湖・室田 欣弘さまにバトンタッチし、
子どもたちはウチダザリガニについて学びました。
室田さんより、ウチダザリガニについて教えていただいた後、
子どもたちはウチダザリガニの計測作業を体験しました♪
小学生たちは、大きなハサミを持つウチダザリガニに少し怖がりつつも、
安全なザリガニの持ち方を教えてもらい、頑張って計測作業を行っていました^^
【第2回目】 11月に実施
第2回目の環境教育授業は、小学校でスライドを用いて実施いたしました。
1.国立公園/2.外来生物/3.エゾシカ/4.ゴミ問題/5.野生動物との関わり方
をテーマにお話しました。
「エゾシカ」に関する授業では実際に 毛皮・頭骨・角などを"見て"、"触って"学んでもらいました。
中でもシカ角の重さを感じられる「シカ角ヘルメット」や、「新生児体重標本(ぬいぐるみ)」は
昨年同様、大人気でした^^
エゾシカの夏毛と冬毛では毛量や皮膚の厚みが違うこと、草食動物と肉食動物では歯の構造が違うことなど、
実際に目で"見て"、"触って"学んでもらえたと思います。
「ゴミ問題」に関する授業では、何気なく人間が捨てるゴミによって、自然に分解されず、
そのまま残ってしまうことはもちろん、野生動物への影響について、実際の例を紹介しながらお話しました。
被害に遭った鳥類の写真を見た子ども達は、「かわいそう・・・」 と、心を痛めながら、
真剣な眼差しで話を聞いてくれました。
「野生動物との関わり方」に関する授業では、少し踏み込んだお話しをしました。
今回学んだことを活かして、自分たちが"どう野生動物と関わるべきか
"自身で考えるきっかけになれば良いなと思います。
他人事ではなく、自分事として、
私の授業を受けた子ども達や、この投稿を見ている皆様方1人1人が、
自然のために出来ることを考えてくれたり、行動してくれたりしたら、
とっても嬉しいなぁ~と思っています・・・☆