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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

層雲峡の冬シーズン到来

2021年12月21日
大雪山国立公園 忠鉢伸一

こんにちは大雪山国立公園管理事務所の忠鉢です。

12月に入ってからも気温が高かったり、季節外れの雨が降ったり、今年は冬になるのが遅く感じる北海道です。

黒岳スキー場は今年は11月28日に営業を開始しました。例年よりも少し遅めのシーズンインとなりました。

12月8日に状況確認に行った時の黒岳スキー場の様子をご紹介します。

<ロープウェイ山麓駅舎内>

<黒岳5合目展望台より黒岳山頂>

この日は珍しく風もそれほど強くもなく、青い空に白い雪の山稜が眩しい日でした。

スキー場の積雪は130cm。まだ若干少なめですが、この時期のスキー場のコンディションとしては北海道でも最高と言える場所だと思います。

<7合目付近スキー場コース内>

4ヶ月ほど前は高山植物でいっぱいの黒岳でしたが今は雪の下です。

黒岳では5合目~7合目リフト周辺がスキーコースとなっています。

ゲレンデとして整備されているコース以外での滑走は、完全に自己責任です。

冬の山はとても魅力がありますが、雪崩や滑落などリスクに遭遇する可能性が潜んでいます。特に悪天候に見舞われた時には、万全の準備で挑んだとしても事故に遭わないとは言い切れません。

初めての山であれば、ガイドツアーに参加することをおすすめします。

リスクを最大限に減らして、雪山を楽しんでください。

道のない雪の上を自分の足で上り、冬山の美しさや、斜面を滑り降りる楽しさを体験して欲しいです。

<黒岳から見える北大雪の山々>

黒岳ロープウェイでは、スキーやスノーボード以外のアクティビティとして、

スノーシューツアーも行っています。興味のある方はチェックしてみてください。

層雲峡黒岳ロープウェイ 

<エゾユキウサギの足跡>

雪が降ると野生動物の足跡がいろんな場所で見られるようになります。

グリーンシーズンには気づけなかった世界が広がっています。

スノーシーズンはまだ始まったばかり。冬ならではの景色やアクティビティが盛りだくさんの大雪山です。

怪我や遭難など、事故の無いよう冬を楽しんでいきましょう。

黒岳ロープウェイ内には「Columbia Field Store」が今夏OPENしています。

山で遊んだ後は、カフェスペース「Black Mountain Coffee」で一息入れる事ができます。黒岳ロープウェイに来た際は是非立ち寄ってみてください。