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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

氷の世界へ

2022年02月01日
上川 入江瑞生

層雲峡ビジターセンターでは、現在土日に冬期観察会が開催されています。観察会の場所は、夏場には立ち入る事ができない大函という場所です!

層雲峡は溶結凝灰岩の柱状節理が有名ですが、大函では両岸に柱状節理があるためそれを間近で観察する事ができます。夏場は水量もありラフティングでしか立ち入る事ができないのため、ゆっくりと見られるこの観察会は冬の層雲峡のおすすめコースです。

さらに観察会では天然の氷瀑を見ることができます。今年の氷瀑は良い出来映えだそうで、去年に比べると綺麗な色でした。

柱状節理の上には木々が生えており、少しでも太陽を浴びようと柱状節理から体を乗り出している姿を見ることができます。よくその体勢で踏ん張っていられるな~と感心するばかりです。またこのような木々の根が柱状節理を壊してゆく一つのきっかけになるという話を聞き、長い年月をかけ今の層雲峡の代表的景観ができたことの素晴らしさを改めて感じました。

軌跡の花と言われるフロストフラワーやカワガラスやミソサザイなどの野鳥にも会うことができるかもしれません。

現在層雲峡は厳冬期をむかえており最高気温が-10度という日もあります。参加される際は防寒対策をきちんと行ってください。この観察会は2月下旬までの土日に開催されており、事前に予約が必要です。詳細は層雲峡ビジターセンターのHPをご覧ください!層雲峡ビジターセンターリンク

また、層雲峡氷瀑まつりも3月13日までの間開催中です。

詳細は層雲峡観光協会のHPをご覧ください。層雲峡観光協会HPリンク