アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺、日高山脈襟裳十勝国立公園があります。
春に向けて・・・
2022年05月20日
利尻礼文サロベツ国立公園
北海道地方環境事務所
サロベツ担当アクティブレンジャーの福井です。
木道で次々と咲き始める花を見て春を感じています。
サロベツで春を迎える前に私たちで行った春支度を紹介します。
●看板冬囲いの取り外し
昨年の11月、冬の間に風雪で木道などの案内板が痛まないようにシートの取り付けを行っています。今回は雪が溶け春を迎えるにあたりシートの取り外しを行いました。
昨年のシート取り付けの様子はアクティブレンジャー日記でも投稿をしています。
あわせてご覧ください!
アクティブレンジャー日記 【冬に備えて・・・】
<http://c-hokkaido.env.go.jp/blog/2021/12/post-705.html>
●防鹿柵(ぼうろくさく)のネット取り付け
サロベツ湿原内にはエゾシカによる食害調査のため設置されている防鹿柵があります。
現在は湿原に咲く希少な植物がエゾシカに食べられないように春先にはネットを張り、柵の中の植物を守っています。
快晴のなか利尻・礼文・サロベツのアクティブレンジャー総出で設置に取りかかりました。
つい先日、巡視で防鹿柵の様子を見に行くと柵の周囲では5月から6月頃にかけて見ることができるショウジョウバカマやヒメシャクナゲが地面から顔を出していました。
春を迎え様々な花や野鳥が皆様をお待ちしています。
サロベツ湿原センターや幌延ビジターセンターの館内や木道へぜひ足をお運びください!
【施設情報】
・サロベツ湿原センター
開館 9:00から17:00(5月から10月/休館日なし)
※11月から4月は10:00から16:00(月曜・年末年始休館)
・幌延ビジターセンター
開館 9:00から17:00(5月から10月/休館日なし)
※11月から4月は閉館
【お知らせ】
・環境省稚内自然保護官事務所発行 「利尻礼文サロベツ国立公園便り」最新号はこちら
<https://www.env.go.jp/park/rishiri/post.html>