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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺国立公園があります。

アカエゾマツの森探勝路

2022年06月06日
川湯

初めまして。今年の4月に阿寒摩周国立公園管理事務所にアクティブ・レンジャーとして着任しました、栗原 詩(くりはら うた)です。出身は栃木県で、着任前は帯広市の大学に通っていました。北海道の生活も5年目となり、美しく力強い北海道の自然に日々魅了されています。摩周・屈斜路パークボランティアの活動を中心に、阿寒摩周国立公園の様々な情報を紹介していきますのでよろしくお願いします。

 

さて、今回はアカエゾマツの森探勝路で行われた、パークボランティア活動と自然ふれあい行事についてご紹介します。

 

アカエゾマツの森探勝路は、川湯ビジターセンターの裏から、アカエゾマツの純林を通ってつつじが原探勝路に至る全長約1.8kmの散策路です。アカエゾマツは栄養の少ない土地でも生きていける強い植物であるため、火山灰が降り積もった川湯地域に純林として生育しています。倒木等のために数年間通行止めになっていましたが、環境省の歩道として今年オープンしました。

アカエゾマツの森探勝路

 

パークボランティア活動では、4月30日にアカエゾマツの森探勝路の笹刈りを行いました。数年間に渡り放置されていた歩道では、ササが繁茂していましたが、ボランティアの皆さんのご協力のおかげで、気持ちよく歩ける道に生まれ変わりました。普段利用している登山道や、散策路は様々な関係者の協力によって快適に保たれていることに改めて気づかされました。

左:笹刈りの様子 右:手刈り班。腰にきそうでした。

 

5月14日に行われた自然ふれあい行事(屈斜路カルデラ自然ふれあい推進協議会主催)の第1部では、パークボランティアの金井会長がガイドを務め、地域の方々とアカエゾマツの森探勝路を散策しました。森林更新、切株更新などの森林生態系の仕組みを学ぶだけでなく、クマゲラの食痕を観察したり、そこに棲む昆虫のことを知ることができたりと、充実したガイドウォークでした。

アカエゾマツの森ガイドウォークの様子

 

第2部は、弟子屈町地域おこし協力隊の嶋さんを講師に迎え、「SDGsって何だろう?」入門講座が行われました。SDGsがどんな目標なのか、個人としてどのように協力できるのか、身近なものに焦点を当ててわかりやすく解説してくださいました。身近な例として紹介されていたのが「脱プラ」です。現在海洋プラスチックの問題は取り組むべき環境問題の1つとなっています。マイボトルやエコバック、エコラップなど、出来ることはたくさんあると気づかされたので、私も小さなことからこつこつと続けていきたいです。

「SDGsって何だろう?」入門講座の様子

 

 

新緑が美しい季節になりましたので、皆様も是非、アカエゾマツの森を歩きに来てください!