アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺、日高山脈襟裳十勝国立公園があります。
レブンアツモリソウ感謝祭が行われました
2022年06月23日
利尻礼文サロベツ国立公園
こんにちは。礼文島アクティブ・レンジャーの津田です。
まだ長袖が手放せない礼文島ですが、島内では夏の花が見頃を迎えています。
6月3日にレブンアツモリソウ群生地で2年ぶりにレブンアツモリソウ感謝祭が行われました。当日は雨が降り、風も冷たく、寒い中での開催となりましたが、多くの観光客が訪れました。
レブンアツモリソウ感謝祭にあわせてに高山植物盗掘防止キャンペーンを実施しました。
礼文島では本州で標高2000、3000m級の高地でしか見られない高山植物や固有種が多く生育しています。しかし多くの人が間近に見ることが出来るため盗掘がおきることが懸念されています。
そのため、宗谷総合振興局、林野庁、礼文町、礼文町教育委員会、環境省などの関係機関が連携し、普及啓発のパンフレットを配布しながら、高山植物の盗掘防止の呼びかけを行いました。
また、先週6月17日(金)をもって、今シーズンのレブンアツモリソウ群生地の一般開放が終了しました。今年も多くのレブンアツモリソウが開花しました。来年も多くの花が咲くことを願っています。