ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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大雪山国立公園

112件の記事があります。

2016年08月23日石狩川クリーンアップ作戦

大雪山国立公園 岩城大洋

 みなさま、こんにちは。上川自然保護官事務所の岩城です。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。

 

今回は上川町役場が主体となり取り組んでいる石狩川クリーンアップ作戦が8月5日に開催され、

上川自然保護官事務所の3名が参加してきましたので、その様子をお伝えします。

 

 クリーンアップ作戦は、平成5年11月に開催されました石狩川サミットにおいて8月7日を石狩川の日と

することを川が隣接している市町村長によって宣言され、それにちなみ、翌年の平成6年から石狩川クリーンアップ作戦が毎年行われています。

 

もともと上川町だけで実施していたのですが、平成23年からは旭川市や近隣の自治体にも参加の

案内をしたところ、それ以来、多くの人たちが清掃活動に参加するようになりました。

 

クリーンアップ作戦が行われたのは層雲峡温泉の石狩川河川敷で、冬を彩る氷瀑まつりの会場としても

利用される場所です。

この日は時折強い風が吹いていましたが、青空が気持ちいい一日でした。

  

 みなさん左手にゴミ袋、右手には火バサミのスタイルで集合しています。

拾う気満々です。

 

 もちろん我々も同じスタイル。

 

スタートの合図とともに約30分間の作戦が始まりました。

 

 川沿いや雑草の中、ゴロゴロした石の間など様々なところをチェック。

するとやっぱり出てくるゴミ・・・・。

ゴミの種類はお菓子の包装紙やティッシュペーパー、たばこの吸い殻など、

変わったものでいえば針金などがありました。

 

 あらゆるゴミを拾い集め、袋がずっしりと重くなってきたところで、

一回探した場所をもう一度確認してみることに。

案の定、見落としているゴミがちらほらと姿を現します.....。

それらを回収したところで終了の声が掛かりました。

ゴミは1カ所に集められ、量りにかけられます。

 

 

参加された総人数は37人。回収されたゴミの総量は130kgでした。

 

これで今回の作業は終了です。

 

ぜひ来年も石狩川クリーンアップ作戦に参加して、今年以上にゴミを拾ってやるぞーと

心に誓う3人でした。

  

人にとって、動物にとって、

生きるものすべてにとって大切な自然が少しでもきれいになりますように。

 

今回のAR日記はここまでです。

次回をお楽しみに。

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2016年08月23日山の日は山に恩返し 大雪高原温泉沼めぐりコース荷揚げ登山

大雪山国立公園 大久保 智子

こんにちは、上川自然保護官事務所の大久保です。

811日が山の日に制定され、記念すべき1回目を迎えました。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という山の日の趣旨に沿って、この日大雪山上川地区では、紅葉時期に人気の大雪高原温泉沼めぐりコースのぬかるみ対策用に登山道補修資材を荷揚げしてきました。

この資材は、昨年9月の紅葉時期に沼めぐりコースにおいて北海道大学が調査の一環として行った、登山道補修資材の購入用の募金をもとに購入したものです。

 

当日は、旭川西高校や上川高校の山岳部、北海道大学、上川山岳会、大雪山パークボランティア、大雪山自然学校、層雲峡ビジターセンター、にも協力してもらい、上川地区登山道等維持管理連絡協議会、大函森林事務所、上川総合振興局、上川自然保護官事務所と合わせて37名が参加。4班に分かれ、角材や丸太を、バショウ沼までの指定された場所まで運びました。今後、これらの資材をもとに、登山道を補修してぬかるみ対策を行う予定です。

私の班には、旭川西高校山岳部の生徒が6名いました。山中泊の山行も経験しているという彼らは、率先して重い物を持つなど逞しく、頼もしかったです。慣れない背負子での木材荷揚げも、黙々と足を運び、立ち止まった時には楽な姿勢を仲間と教え合ったり、荷を下ろしたり担いだりする時に支え合うなど、協力しあっている姿が微笑ましく、仲間を思いやる姿に感心させられながら目的の場所までゆっくりと歩きました。

 

重い荷を下ろし、背中に羽が生えたように軽やかになった足取りで、この日のもう一つの目玉、大学沼でのヒグマ観察に向かいました。朝のヒグマ情報センターの情報では4頭のヒグマが出没しているのが観察できるとのことで、みんな野生のヒグマを見るのを楽しみにしていましたが、大学沼に着いた時には、ヒグマは藪に隠れてしまい、30分待ちましたが出てきませんでした。そこでヒグマ情報センター職員にヒグマの監視活動などの話をしてもらい、姿は見えなくても近くに生息していること、そういう環境の中を自分たちは歩かせてもらっているのだということを学んで下山しました。

  

高原温泉の駐車場からは、親子グマの姿が豆粒のような大きさながら確認でき、ヒグマ情報センター職員が設置してくれたフィールドスコープでみんなで順番に覗きました。

ヒグマの生息圏で紅葉の名所の大雪高原温泉沼めぐりコース。野生動物と人が共存している場を大切にしながら、ぬかるみでの登山者のストレスを減らしたり、ぬかるみを避けて道が拡幅しないように、今回の資材が役立てばと思います。そうした中で、また今回のように多くの人たちと協力しあっていければ、なんと素晴らしいことでしょう。

募金をしてくださったみなさま、ありがとうございました。

荷揚げ登山に参加してくださったみなさま、お疲れさまでした。

 

 

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2016年07月29日 青い空と半月の沼

大雪山国立公園 岩城大洋

  みなさま、こんにちは。上川自然保護官事務所の岩城です。

 

   今回は、荒廃した湿原の復元のために平成19年に沼ノ平でおこなわれた植生復元プログラム

  (その後モニタリング調査を毎年実施)が、現在どのような状態になったのかを見てきましたので、

  その様子をみなさまにお伝えします。

 

  現場まで行くにはまずは登山です。

 

                ※愛山渓から滝ノ上分岐の中間地点

 

   愛山渓温泉を8:00にスタートし、少し遠回りでしたが、イズミノ沢沿いを登り滝ノ上分岐から

  沼ノ平分岐へ 。

 

                    ※沼ノ平分岐

 

   分岐より、姿見の池方面へ100mほど行ったところにワラムシロが敷きつめられた

  ポイントがありました。

  この場所は、約20年前から複線化が進み、敷設されているワラムシロの部分は、登山道と

  化していました。

 

                 ※分岐より約100m地点

 

   いまでは、ワラムシロに土壌が蓄積してミネハリイなどが生育している箇所があります。

  またワラムシロの表層には蘚類がチラホラと姿を見せていました。

 

  さらに先へと進みます。

 

                  ※半月の沼入り口付近

 

   半月の沼の付近までくると、この一帯は株移植試験区です。ミカズキグサや

  ミネハリイなどの生育状況は良好でした。

  ここでもワラムシロの表層には蘚類が育っています。木道の隅にはワタスゲが

  生息し、白い美しい綿をつけていました。

 

                      ※半月の沼

 

   私は過去の資料で復元プログラム前の現場写真を見ましたが、9年前と比べ今の状況は

  大きく改善していました。

   湿原の植生の復元は大変難しいと聞いていましたので、現場を見て、沼ノ平では結果が

  出ていて、このまま順調に元の姿を取り戻してほしいと思いました。

 

  今回のAR日記はここまでです。

  次回をお楽しみに・・・・・。

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2016年05月10日黒岳石室まで巡視に行ってきました。

大雪山国立公園 岩城大洋

みなさま、はじめまして。

4月より上川自然保護官事務所にアクティブレンジャーとして着任した岩城と申します。

これから上川地区(主に大雪山)の自然の情景や各イベントの情報などを定期的に、

みなさまにお伝えできればと思っております。

 

上川町でも春の訪れを少しずつではありますが感じられるようになってきました。

桜の花もようやっと咲き始めたところです。

 

さて、今回は4月26日に黒岳7合目から石室までを巡視してきましたので

その様子をみなさまにお伝えします。

 

(7合目リフト乗降場より。積雪は2mほどありました。)

 

層雲峡はあいにくの天気でしたが、7合目までやってくると、少しではありますが

青空もありました。

もちろん登山道は雪の下にあります。雪が解けてその姿が見えるようになるのはまだまだ先になります。

準備を整え、山頂へと出発です。

踏みしめる雪の状態は登るには最適のコンディションでした。

 

(黒岳9合目付近。急勾配が体力を奪います。)

 

山頂に近づくにつれて雪も硬くなってきましたが、この日はアイゼンを装着するほどではありませんでした。

 

(山頂に到着。)

 

黒岳の山頂には雪がほとんどありませんでした。強く吹きつける風が雪の着地を

拒んでいるかのようです。

今回は黒岳石室までの行程なので、のんびりしている時間はありません。

それに加え、吹きつける風雪に山頂を満喫する時間はありませんでした。

早々に石室へと足を進めます。

 

(山頂より石室方面)

 

視界が悪く、桂月岳や凌雲岳の姿はみえません。

登山道の両はじに刺さっているテッピンを頼りに先へと進みます。

 

なかなか姿を現さない石室にようやっとたどり着きました。

 

(手前:黒岳石室 後方:黒岳トイレ)

 

屋根の大きさが分かりにくかったので、私の手袋がここで活躍。

 

石室はほとんどがすっぽりと雪に埋まっていて、屋根がほんの少しだけ顔を出していました。

四方からの強風を雪の中でじーと耐えながら春を待っているかのようです。

こんなにも雪に覆われている石室ですけど、これから日に日に暖かくなるにつれて雪も解けて、

例年6月20日前後にはオープンします。

そしてそこは大勢の登山者の憩いの場と、休息と宿泊の場となります。

 

それがうそのような静かな静かな石室。

こんな静かな世界もいいなあと今回は感じ取れた1日でした。

 

巡視を行ったのは4月の終盤ではあったものの、少しでも天候が悪化すると、視界はホワイトアウトに

近い状況となり、気温は低下し、冬山装備でも体温を奪われてしまいました。

5月に入り暖かい日も増えてきましたが、入山される方は、充分な準備と装備をしてお出かけください。

 

今度は雪のないときの黒岳もレポートできればと思っています。

 

ではまた次回の日記でお会いしましょう。

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2016年01月29日崇高なる山々

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

北海道の冬は長いと言いますが、一口に冬と言っても初冬・厳冬・晩冬・初春など様々な表情があり、今は厳冬期。
一年の中で最も寒い今が、最も胸が躍るシーズンという人も多いでしょう。私もその一人です。
住民の方から「スノーモビル乗り入れがあるようだ」と情報が寄せられたため、週末に乗り入れがあったか走行跡を確認しに月曜の朝、とある場所に向かいました。
大雪山国立公園の一部の地域でスノーモビルの乗り入れは禁止・規制されており、スノーモビルが発する騒音は野生動物の営巣を妨げることとなります。実際に、大雪山には貴重な動物たちが暮らしていて、その暮らしが脅かされるのは見逃せません。
-20℃まで冷え込んだ朝。子供の頃は通学中にダイアモンドダストはよく見ていましたが、最近は暖冬でそれも見ることもめっきり減りました。寒いを通り越して、シバレル、と北海道弁が飛び出します。(シバレル=北海道の方言で厳しく冷え込むの意)
車から降りると低温で顔もヒリヒリと痛みますが、スキーシューで歩き始めると徐々に体に暖かい血が巡り、手足が順調に前に出ます。
目的の場所へ辿り着き、野ウサギやキタキツネ、スキーを履いた2名のトレースだけがあるのを確認し、別の場所へ向かいました。
この日、そこではスノーモビルの走行跡はありませんでしたが、今後もパトロールを強化し、今シーズンはもう少し深いところまで調査が出来そうです。

夏は高山蝶がヒラヒラと舞い、残雪のすぐ横には広大なお花畑が広がり、楽園を感じさせてくれる大雪山。
そのお花畑には気持ちよさそうにキタキツネが日向ぼっこをしていたり、運が良ければ遠くの斜面で草を食んでいるヒグマを見ることも出来るでしょう。雄大な山並みと野生動物たちが長い間同じサイクルで営みを続け、共存してきた大自然は、人々を癒やし、励まし、それが心の深いところまで届くと自然に対して敬いの心が芽生えてくることでしょう。
一方、冬は装いを変え、山で暮らす動物たちは眠りにつき、そこに入るものに対し過酷な環境を突きつけます。ラッセルに喘ぎ、風雪に叩かれ、吹雪が途切れたとき一瞬見れる山の輪郭や猛烈に舞い上がる雪煙。
無言の山と響く風雪だけがあり、人間の小ささを知り、太刀打ち出来ない偉大なものへの畏怖の念と、聖域とも思える場所に足を踏み入れる歓喜の念が岳人を奮い立たせ、白い山へ向かわせるのでしょう。

どうかこの聖域にエンジン音や騒音が駆けまわることがありませんように。
白銀の富良野岳を眺望

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2015年10月01日青い空、白い雪、黒岳石室は営業終了

大雪山国立公園 一守さちえ

山の紅葉が落ち着いたと思ったら、一気に冬がやって来た大雪山です。

山のシーズンオフに向けて、本日、黒岳石室バイオトイレの汲み取り及び荷下ろし作業に行って来ました。

辺り一面、雪景色の絶景です。

今シーズン汲み取ったおがくず屎尿と、本日汲み取った分を、モッコという網に積めて、運んでもらうという荷下ろし作業です。

北海道上川総合振興局、上川町役場、層雲峡観光協会、NPO法人かむい、山のトイレを考える会、自然保護監視員、上川自然保護官事務所から合わせて21名でしたが、みなさんのすばやい行動のおかげで、2時間程でバイオトイレの汲み取りと、冬囲いが終了できました。

黒岳石室には入れますが、営業は9月30日で終わっており、トイレも閉鎖されていますので、お越しの方はお気をつけ下さい。

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2015年08月28日セイヨウオオマルハナバチ調査

大雪山国立公園 上川 一守さちえ

こんにちは。上川自然保護官事務所の一守です。

今日、上川高校の授業の一貫で、セイヨウオオマルハナバチの調査を生徒と一緒に行いました。

場所は銀泉台から赤岳途中の第二花園まで。

2学年45名が6班に分かれ、各班に先生と私達が一人ずつついて歩きます。

暑すぎず、時折涼しい風が通り抜け、調査登山日和です!

銀泉台から入り、ゆっくり登りながらアザミなどを見て、ハチが居たら観察。

発見!マルハナバチの写真表と見比べます。

「ノサップだっ!!」

いえ、希少種ノサップマルハナバチではありません。

肩の薄黄色とおしりの縞模様が特徴のエゾナガマルハナバチでした。

でもこれで、ノサップの事を覚えてくれただろうと思うと嬉しく思います。

ぜひいつか本物を見て欲しいですね。

第二花園までの予定でしたが、元気のある高校生のみ、コマクサ平まで行き、昼食となりました。

景色の良い所で食べるごはんは格別です。みんなわいわい、楽しそうに過ごしていました。

疲れた疲れたと言っていても、やはり若い彼らは、ケガもなく、あっという間に降りて、野外活動は終了となりました。

名残惜しいなという大人達を横目に、爽やかにバスで去っていきました。

 

今回の調査では、セイヨウオオマルハナバチは1頭もいませんでした。

外来種調査をする事で、地域の環境について考え、自然愛護の意識を高めるという目的を、少しは達成できたかなと思い、

こういった郷土理解野外活動は続けていただきたいと思います。

単純な感想としては、純粋でかわいい高校生達と触れ合って、いつもの登山道でも新しい発見もあり、非常に楽しかったです。

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2015年08月18日山を想う日

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

7月28日の日記で紹介した山の日制定記念イベントの講演会とトレッキングツアーを8月9,10日に東川町で開催しました。

初日の講演会のゲストは登山家 山野井泰史さん、モデル KIKIさん。お二人の講演を聞きに、遠方は釧路市や倶知安町など北海道内各地より150名ほどの来場がありました。

講演会の第一部はゲストのこれまで印象的だった登山のお話、山のどういったことが魅力なのか、山への臨み方、山への想いなどをお話頂きました。

KIKIさんは講演会の前日に十勝岳連峰をテント泊で縦走をしてきたフレッシュなお話や、ヒマラヤのメラピーク(6500m)を仲間とキャラバンを組んで登ったときのエピソードを美しい写真を交えて紹介して頂きました。

透明感の代名詞とも言えるKIKIさんですが、実際にお会いしたらこんがり日焼けしていて、ワイルドな印象。気さくに色々お話して頂き、「仕事のことより山に行くことばかり考えている」と仰っていて、誠実に山が好きなことが伝わり、美しくも、笑顔がとっても可愛い素敵な方でした。

山野井さんはヒマラヤや南米パタゴニア、グリーンランドの山に登ったときのエピソードや、次に登る山を決めるときの選別の仕方、出来るだけ「カッコよく登るため」の登るライン、登り方、装備についての説明など、具体的にお話して頂きました。

世界最強と呼ばれる山野井さんは寡黙な方だと思っていましたが、実際は目がキラキラした物腰の柔らかい雰囲気の方で、時にはジョークも飛び出し、とても人柄がいい、素晴らしい方でした。

第二部は大雪山ガイドMountainFlow青木倫子さんを交えて3人のトークセッション。

山好きな3人の和やかな雰囲気の中、この会場でしか聞くことが出来ないゲストの秘話や本音なども聞くことができ、共感したり、感動したり、とても贅沢な講演会となりました。

山野井さん、KIKIさんに山のお話をして頂くとき、お二人とも表情が生き生きとしていて、今、まぶたにはきっと大好きな山の景色が浮かんでいるんだろうなあ、と想像でき、こちらまでワクワクし、KIKIさんは「登山のない人生は考えられない」、山野井さんは「山に登るために生きているに近い」と山の日ゲストにぴったりなことを仰っいました。

講演会中、切々とゲストの方々の山が本当に好きな気持ちが伝わってきて、ご来場頂いた方々にも素敵な時間を過ごして頂けたのではないでしょうか。私は今後の山行の励みになるお言葉もたくさん聞くことができ、もっと山に登りたいと思いました。岸田自然保護官と二人で春からゲストを考案し、準備をしてきましたが、このお二人に来て頂いて良かった、と心から思えた講演会となりました。

翌日は東川エコツーリズム推進協議会主催の旭岳~裾合平一周トレッキングツアー。登山が初体験という方もいましたが、大塚友記憲さんのガイドで旭岳の成り立ち、植物や登山道についての解説などをして頂き、中岳温泉では天然温泉の足湯も体験でき、全員無事に行程通りを歩くことが出来ました。

当日は曇空でしたが、少しの晴れ間に表大雪の山々が一望できたとき、参加者のみなさん、とてもイイ表情をしていました。

きっと「この先に行ってみたい、向こうに見えるあの山に登ってみたい」と思っているんじゃないかなあ、と思うと、スタッフ側としてこんなに嬉しいことはありません。これを機に、美しい大雪山に、たくさん登ってもらいたいなぁと思います。

思い出深く、色々経験させてもらえた二日間となりました。ご来場&ご参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。

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2015年07月28日山の日制定「あ、次の休みは山へ行こう」

大雪山国立公園 渡邉 あゆみ

古くから、山と人は深い関係で繋がっていました。

山の恵みが麓の人々の生活に潤いを与え、山を敬い、山に感謝する心が生まれました。

「山に親しむ機会を経て、山の恩恵に感謝する」ため、2016年8月11日、国民の祝日に「山の日」が加わります。

それを祝し、大雪山の麓,東川町で記念講演会&トレッキングツアーを開催します。

講演会のゲストは登山家 山野井泰史さん、モデルKIKIさんのお二人。

お二人には山の魅力について60分ずつ語って頂いたあと、東川町在住の大雪山ガイドMountainFlow主宰 青木倫子さんを交えてのトークセッションを予定。

世界に誇るアルパイン・クライミング界のレジェンド・山野井泰史さんと、海外登山や大雪山にもよく登りに来られているKIKIさん。

このお二人のお話が一日で聞けるのはまたとない機会であることは間違いないでしょう!!

講演会の他、会場では山の装備や地図の読み方、マナーなど、登山の基礎知識を学べる4つの展示ブースを設置、なんと山野井さん、KIKIさんお二人の愛用装備も展示されます。

翌日は東川エコツーリズム推進協議会主催の旭岳~裾合平一周のトレッキングツアーも開催します。

「山の日」制定をきっかけとして、山を思い、守り、活かし、親しんでいくための、山との向き合い方を考える二日間です。

※講演会・トレッキングツアー両日とも事前申込みが必要ですので、ご注意下さい※

詳細は添付画像をご覧下さい。

これまで、山と関わりがなかった人、登山って大変そうと思っている人、山に行ってみたかったんだという人。

山の日制定をきっかけに、山を身近に感じ、山へ親しむ機会がきて、毎週とは言わなくても、夏山シーズンに1,2回くらい自然と足が山へ向かうことが夏の恒例となればいいな、と思っています。

何事も、きっかけって大事ですよね。


化雲岳に咲くチングルマ(H27.7.23撮影)。

大雪山の中でもマニアック気味な化雲岳に今年はもう3回行きました。山深さを感じる素敵な山です。

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2015年06月26日やっぱり大雪山が好き。

大雪山国立公園 東川 渡邉 あゆみ

先日、山開きの前にパークボランティア(以下:PV)の皆さんと十勝岳周辺と旭岳周辺の登山道整備を行いました。

6/13(土)十勝岳の整備の日は残念ながら雨予報。曇天の中、総勢15名で歩き出し途中小雨にあたりましたが、合羽上下を着込むと雨が上がる!というお決まり(?)の状況となり、上富良野岳から上ホロカメットク避難小屋までロープ張りが出来ました。避難小屋付近は雪渓から溶け出た水を取るための踏み跡が広がり道が複線化しています。そこを一本に誘導するためのロープ張りを重点的にしました。小屋清掃や冬に残置されたゴミも下ろします(親切で残置する残りがハンパのガス缶を他の誰かが使うことは殆どありません。自分で上げた物は自分で下げましょう。)午後から雨となり、十勝岳には行かず下山となりました。展望がなく残念でしたが、皆さん連携した作業お疲れさまでした。

6/21(日)旭岳は快晴でした。この日は総勢13名。姿見駅から山頂を目指すコースは高度を上げ南側を降り返ると、トムラウシ山~十勝岳連峰が見渡せます。朝の澄んだ青空と遠くまで続く山並みは何度見ても壮観で、「今年もこの景色が見れた」と嬉しさが込み上げ、これから旭岳山頂で見渡せるであろう表大雪の山々を想像し、ワクワクする気持ちと、今年も迎え入れてくれる旭岳に感謝の気持ちが自然と沸いてきます。

この日は旭岳9号目~間宮岳~中岳までロープ張りと標柱ペイントをしました。古くなったロープは回収し、新しいロープと交換。風化した看板のペイント作業もはかどり、想定以上の整備が出来ました。皆さん、ありがとうございました。

職業病でしょうか。一冬超えると、去年まで崩れていなかった登山道の荒廃も目につきます。手を加えることで間に合うならば、痛々しい道の侵食を止めたい。

お花はまだ1分咲きでしたが、膨らみ始めた蕾を見ると、これから満開となるお花畑が想像され、もしその一番良いときに見に来られなかったとしても、あの場所では今イワウメが満開で誰かを癒やしているんだろうなとか、雨粒がキバナシャクナゲの花びらを濡らしているのかなとか、山のいっときを想像するだけで気忙しい気持ちが一気に緩んだり、無意識に山に思いを馳せる時間が心を癒やしていたり、日々の活力になっているのだと思います。

あっという間に過ぎ去る大雪山の夏。ここ以上に気持ちのいい尾根歩きや気持ちの良い風が吹いている場所はないんだろうな、と改めて自分にとって大雪山の偉大さを感じた登山道整備の日ともなりました。

PVの皆さん、久しぶりに皆さんとワイワイ大雪山を歩けて楽しかったです。秋の整備もよろしくお願いします。

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