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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

花の開花進んでいます!

2022年07月19日
利尻礼文サロベツ国立公園 津田涼夏
こんにちは。礼文島アクティブ・レンジャーの津田です。
ようやく最北の礼文島にも、7月に入り短い夏がやってきました。
 
先日、礼文島の桃岩展望台コースの巡視をを行ってきましたので開花状況などをお伝えします。
桃岩展望台コースは別名フラワーロードという名で親しまれていて、礼文島の中でも多くの高山植物が咲きます。季節ごとに色とりどりの花々を楽しめるほか、東側には利尻山、西側は急峻な断崖と青く澄んだ海が望める礼文島屈指の絶景コースです。

 
現在、コースではピンクの猫じゃらしのようなエゾイブキトラノオと白い花を咲かせるオニシモツケが見頃を迎えています。6月末までは肌寒く、ダウンやフリースを着ていましたが、7月に入り気温が一気にあがりました。昨年や一昨年の7月下旬から8月下旬頃にかけて咲いていた花たちが、もう顔を出し始めています。


ダイモンジソウ
花弁(白い花びらの部分)が2枚大きいのが特徴です。思いっきり両手を広げて伸びをし、大きさをアピールしているように見えます。


リシリソウ
“リシリソウ”という名前がついていますが、利尻島だけでなく礼文島でも見ることができます。色鮮やかな大きな植物が目立ち、分かりづらいので、ゆっくり足下を見てみて下さい。

 
ミソガワソウ
エゾイブキトラノオやオニシモツケの次にたくさん開花し桃岩展望台を一面紫色に埋め尽くします。
茎の部分は四角形になっていて、枝分かれせずに伸びていくのが特徴です。
黒丸の部分の茎が四角形になっているのが分かりますか?


レブンウスユキソウ
一見、白い花びらを持つ植物に見えますが、これは花びらではなく葉になります。花は中心にまとまっている黄色の部分です。
桃岩展望台コースだけではなく、礼文林道コースのレブンウスユキソウ群生地でも見ることができます。

 
エゾノコギリソウ
花が白いことと葉の鋸歯(葉の先のギザギザした部分)がすごく細かいことが特徴です。
写真を拡大(黒丸部分)すると、小さな切れ込みが多数あることが分かり、ノコギリの名前がついたことが納得できます。

 
キタノコギリソウ
エゾノコギリソウよりもキタノコギリソウの方がノコギリのような形の葉をしています。
礼文島のノコギリソウは“エゾノコギリソウ”と“キタノコギリソウ”が咲きます。
 
この他にもシオガマギク、チシマフウロ、キンミズヒキなども開花し、花シーズンは続いています。今年の礼文島はまだ30度という気温に達していないものの、段々気温が上がっています。トレッキングコースを歩く時は水分を多めにご持参下さい。
万全の準備で礼文島の高山植物に会いに行きましょう。