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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

はじまり

2025年07月14日
羅臼 高林紗弥香
こんにちは、羅臼自然保護官事務所の高林です。
少し前の話ですが、グリーンシーズンが始まる前に、釧路管内のアクティブレンジャー(以下AR)が集合しミーティングが行われました。
 
昨年度開通した「北海道東トレイル」の魅力を発信しようということになりました。
北海道東トレイルについてはこちら
 
歩くという行為自体魅力的ですが、より魅力を伝えるためには何が良いか意見を出し合いました。
具体案を模索しながら季節は進み、あっという間にグリーンシーズン。

巡視のため、国立公園内を駆け回る日々です。


先日は羅臼湖巡視を行いました。
途中、北海道東トレイルの一部でもある国道334号線、知床横断道をゴミ拾いしながら歩きます。
歩きながらもトレイルの魅力を考えます。

個人的には季節、場所、時間で異なる羅臼岳の表情がとても魅力だと思っています。
700年前の噴火でできたとされる山頂の溶岩ドームが角度によっては熊みたいでかわいらしいのです。
※あまり誰にも納得してもらえないので、トレイルを歩いた際にぜひ良い角度を見つけ見ていただきたいです。
 
羅臼岳の成り立ち、知床横断道路ができるまでの歴史等、見かける生き物、人により魅力も感じることも様々でしょう。
曇天だとしても、雲の切れ間から一瞬晴れ間が覗くと、そのたった一瞬の景色が強く思い出に残ることもあります。

ちなみに、7/1に羅臼自然保護官事務所に着任された秋山ARは道路沿いの外来種の多さに驚いていました。視点は様々です。
 

巡視から事務所に帰ると、釧路管内のAR宛に釧路自然環境事務所の岡野所長からメールが届いていました。
 
「北海道らしからぬ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
グリーンシーズンも真っただ中で忙しい日々と思いますが、体調管理にお気をつけください。」
 
繁忙期に所長のお気遣いメールが沁みます。
更にメールを読み進めると・・・
 
 
ARがざわつきます。

「所長、トレイル歩くってよ」
 

羅臼町の潮風公園より歩き始めます。
所長が歩き始めるころ、羅臼町では町の風物詩ともいえる天然コンブ漁の最盛期です。
行動食には養殖昆布のしっぽがおすすめ!もちろん、おつまみ昆布でも。
 
所長は果たして410㎞歩きることが出来るのでしょうか!?
こうご期待・・・!!!
 
※所長よりご提案のあったプロジェクト名