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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

夏の清掃活動

2022年08月04日
利尻礼文サロベツ国立公園 津田涼夏
みなさん、こんにちは!
礼文島アクティブ・レンジャーの津田です。

突然ですが、礼文島に青く透き通った海があることをご存じですか?

ここは礼文島北部に位置する“澄海岬(すかいみさき)”です。
人気の観光スポットになっていて、各種パンフレットやホームページにもよく取り上げられています。島の西海岸に連なる海食崖ですが、澄んだ海と美しい入江を眼下に見ることのできる絶景の地です。
一見、海が広がって綺麗に見える場所で、海岸に降りるとたくさんのゴミが広がっていました。そのため、礼文島観光協会の呼びかけにより、清掃活動が行われました。
  
湾内では流れ着いた小さなプラスチック(ペットボトルの蓋や箱の破片など)ゴミが目立ちました。さらに、発砲スチロールや、ロープも落ちていて、特にロープは石と石の間に挟まり1本1本回収するのに時間がかかりました。毎年多くの人が訪れるこの場所にゴミが流れ着いていること、私たちが普段出しているゴミで景観が損なわれることにすごく切ない気持ちになりました。
 
作業は1時間と短く、また少ない人数でしたが回収したゴミの量は約10袋以上にもなりました。
 
このゴミ袋はバイオマス(植物由来原料)を25%配合した環境に優しい特製の袋を使用しました。また袋には礼文島のマスコットキャラクターである“あつもん”の姿が描かれています。可愛らしい袋を片手にゴミ拾いに力が注がれました。
※今回ゴミ清掃を行った場所(澄海岬)の湾の中には立ち入ることは普段は禁止されています。
次回の清掃活動は8月19日元地地区で行います。どなたでも参加できますので、是非ご都合のつく方は一緒にきれいな礼文島をつくっていきませんか?
皆様のご参加お待ちしています!!