
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
景色と花をご紹介 雨と藪漕ぎのオプタテシケ山等縦走巡視
2025年07月23日
上川
今回の巡視
みなさんこんにちは。
大雪山国立公園管理事務所の永瀬です。
今回は巡視の様子をご紹介します!
巡視の行程は7月15日(火)からの2泊3日、トムラウシ短縮コース登山口から入山し、オプタテシケ山を通る大雪山縦走線を歩いて美瑛富士登山口に降りました。
天気予報の悪い日が続いたため日程を調整しきれず、2日目はずっと雨が降る中を進みました。
大雪山国立公園管理事務所の永瀬です。
今回は巡視の様子をご紹介します!
巡視の行程は7月15日(火)からの2泊3日、トムラウシ短縮コース登山口から入山し、オプタテシケ山を通る大雪山縦走線を歩いて美瑛富士登山口に降りました。
天気予報の悪い日が続いたため日程を調整しきれず、2日目はずっと雨が降る中を進みました。


数年前にササ刈りが行われた登山道区間の状況確認などを行ってきましたが、景色については1日目2日目が曇り、霧、雨でほぼ何も見えなかったため、3日目に撮った景色や花をご紹介します。
景色
まずは景色ですが、オプタテシケ山付近を通ったときの見晴らしが良く、進行方向に美瑛岳や美瑛富士を、後方には頭がずっと雲に隠れてはいましたがトムラウシ山を見ることができました。
前2日間はほぼ霧の中だったので、オプタテシケ山からの眺めを見て達成感なども入り混じった喜びを感じました。
前2日間はほぼ霧の中だったので、オプタテシケ山からの眺めを見て達成感なども入り混じった喜びを感じました。


花
次は登山道沿いに咲いていた花の中で、気になったものをご紹介します。
同じ大雪山国立公園内でも場所によって少しずつ植生が違うため、自分が普段あまり見ない花を発見すると新鮮に感じることがあります。
トムラウシ山からオプタテシケ山の間に咲いていたオオタカネバラやコイワカガミ、そして写真はないのですがミヤマオダマキといった花は、私が大雪山で見るのは初めてか数回目で珍しく感じました。
同じ大雪山国立公園内でも場所によって少しずつ植生が違うため、自分が普段あまり見ない花を発見すると新鮮に感じることがあります。
トムラウシ山からオプタテシケ山の間に咲いていたオオタカネバラやコイワカガミ、そして写真はないのですがミヤマオダマキといった花は、私が大雪山で見るのは初めてか数回目で珍しく感じました。


また、イワイチョウやタカネトンボ、シラタマノキも、あまり多く見る機会がなかったため、目新しく感じました。



よく見る花でも高山帯では7月下旬から8月の花のミヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウなどが咲き始めており、季節の移ろいを感じました。



おわりに
大雪山の中でも、場所によっていろいろな景色や花が楽しめます。
大雪山に来たことがある方、同じ場所ばかり訪れている方も、行ったことのない山を訪れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
大雪山に来たことがある方、同じ場所ばかり訪れている方も、行ったことのない山を訪れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
トムラウシ山からオプタテシケ山までの登山道は大雪山グレード5『大雪山の極めて厳しい自然に挑む登山ルート』で、数年間ササ刈りも行われていない藪の中を通るような険しいコースでした。
今回の巡視で確認した情報などは大雪山国立公園連絡協議会ホームページに掲載しているのでご参考にしてください。 十分な登山技術・経験と装備のない方には難しく、気安くおすすめできるコースではありませんが、挑戦する際は無理のない計画を立ててお楽しみください!
今回の巡視で確認した情報などは大雪山国立公園連絡協議会ホームページに掲載しているのでご参考にしてください。 十分な登山技術・経験と装備のない方には難しく、気安くおすすめできるコースではありませんが、挑戦する際は無理のない計画を立ててお楽しみください!
「環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~」

上川では8/1~8/24に開催します!
場所は層雲峡ビジターセンター
(開館時間は9:00~17:00 6月~10月:無休)
大雪山に遊びに来た際はぜひお立ち寄りください!
↓オンラインでもご覧いただけます!