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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

勉強中です!

2025年08月06日
えりも自然保護官事務所 杉浦圭
こんにちは。えりも自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの杉浦です。
今回は、ゼニガタアザラシの個体数調査の様子…ではなく、それに向けて奮闘している様子をお伝えします。

ドローン 勉強&実習中!

 前回の日記では乗船調査についてお伝えしましたが、えりも自然保護官事務所では、ドローンを用いたゼニガタアザラシの個体数調査も行っています。襟裳岬の先に連なる岩礁の上を、ドローンを飛ばして写真を撮り、個体数をカウントするという業務です。
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ドローンで撮影した襟裳岬の岩礁
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ゼニガタアザラシが岩礁に乗っているのがよく見えます
 すぐにでもこの業務に取り掛かりたいのですが、私はこれまでドローンを使ったことがありません…。そのため、現地での調査はまだできず、今は本を読んでドローンの仕組みや理論について勉強中です。聞きなれない言葉がたくさん出てきて心が折れそうに…。「マルチコプター?UAV?…え?ドローンじゃないの?」(※1)「エルロン?ヨー??ストール???」(※2)と悪戦苦闘しています。
 
※1 ドローンとは? もともとは【無人航空機】を表す言葉でしたが、最近では、一般に複数の回転翼をもつマルチコプターを指す言葉として使われています。UAV(Unmanned Aerial Vehicle)も無人航空機を指す言葉です。
※2 エルロン…機体を左右に動かす舵
   ヨー…機体が左右に回転する動き
   ストール…失速
引用:Digitech Books 「ドローンの教科書 標準テキスト」
 さらに、実際にドローンを飛ばす実習も行っています。左手では上昇や下降、旋回、右手では前進や後退、左右移動の操作をします。頭がややパニックになることもありますが……実習は楽しい!!勉強、実習どちらも時間を見つけ、コツコツと取り組んでいます。
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事務所近くでドローンを操作する練習をしています
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岬ではどのように見えるのか保護官に見せてもらっています
 襟裳岬の風は複雑です。弱いかと思えば、急に強風が吹くこともあります。しっかりと勉強、実習を重ねどんな状況にも対応できるようにならないといけません。1日も早く、現場での調査が行えるよう頑張りたいと思います!