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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

冬の姫沼

2023年02月16日
稚内 津田涼夏
みなさん、こんにちは。
稚内自然保護官事務所の津田です。
 
いきなりですが、森に囲まれた静かな沼“姫沼”を知っていますか?
姫沼には多くの野鳥をはじめとした動植物が生息し、その姿を一周約800mの木道をゆっくり散策しながら楽しむことができます。天気が良い日には、姫沼に映る力強い利尻山を見ることもできます。
 
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夏の姫沼
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姫沼木道
今回は冬の施設状況を確認するために巡視を行なってきたのでその様子を、みなさんにお届けします!
姫沼までの道路は冬期通行止めとなるため、全長約2キロの道路をスノーシューで歩きながら姫沼を目指します。
道を示すポールや看板は雪に覆われ、普段見ることのない姿に新鮮さを感じました。
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雪に覆われた看板
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道を示すポール
40分から50分ほど登り続けると姫沼の入り口が見えてきました。看板に雪が積もり、「利尻礼サロベツ園」になっていました。その可愛らしい名前に思わず笑みがこぼれました。
入り口には大きな橋があり、橋の上まで雪が積もっていました。幸い風も無かったため、十分注意を払いながら進みました。
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雪が積もった「利尻礼サロベツ園」看板
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雪が積もった思い出橋
姫沼に到着すると、雲の中から利尻山の姿が確認できました。
うっすらと見える山の形が分かりますか?
山頂まで見えないのは残念ですが、今年の冬は利尻山の見えない日が多く、うっすら見える利尻山に思わず見とれてしまいました。
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冬の利尻山
姫沼の周辺を進むと、姫沼の湖面が見えていました。湖面にパラパラと積もった雪は小さな水芭蕉に見え、庭園のように感じました。
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水芭蕉の庭園
姫沼の木道は環境省の直轄施設として、管理や修繕を行っています。雪に埋もれた倒木の状況を把握しながら、湖畔を巡視しました。雪をまとった冬の利尻山は夏とは違った美しさなので、その姿を見に利尻島を訪れてはいかがでしょうか?
 
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姫沼の木道から