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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

2月のサロベツ

2023年03月03日
稚内 福井翔太
サロベツ担当アクティブレンジャーの福井です。 
暖かい天気が続き、道北の雪は少しずつ溶け始めてきました。 
今回は夏の写真も振り返りつつ、最近のサロベツの様子をお伝えします。 
 
 
写真は幌延ビジターセンターの2階からの風景です。 
現在、幌延ビジターセンターは閉館していますが、施設の点検のために立ち入りました。 
まだまだ雪がサロベツ一面を覆い、果てしなく続く白銀の景色を見せてくれます。 
木道もすっかり雪で覆われてどこにあるのか解りません。 


パンケ沼園地へと続く道は除雪がされていないので、スキーシューを履いて約1時間歩いて向かいました。 
サロベツ原野の中では最大の沼であるパンケ沼もすっかり雪で覆われ、まるでそこに沼が無いように見えます。 


海岸線ではオオワシやオジロワシがまだ確認できます。 
来月にはロシアへ渡っていくのでしょうか。 
 
春はまだ先ですが、少しずつ近づいてきているように感じます。 
スキーシューやスノーシューといった冬ならではの楽しみもあとわずか・・・ 
ぜひ冬のサロベツも満喫してください!

おまけ・・・

数日前、稚内にある務所の窓から外を眺めると流氷が確認できました。
どうやら3年ぶりの流氷初日のようです。カメラで覗いてみると氷の大きな塊が漂っていました。

【施設情報】冬期期間より施設の開館時間等に変更がございますのでご注意ください。 

●サロベツ湿原センター

・施設開館 10:00から16:00 (月曜日休館)  
・トイレ利用可能(開館時間内)  

●幌延ビジターセンター

・施設閉館(2023年4月30日まで)  
・トイレ利用不可