北海道のアイコン

北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

【洞爺湖】洞爺湖シンポジウムが開催されました!

2023年03月24日
洞爺湖 小松瑠菜
こんにちは! 洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!
3月19日(日)に「2023洞爺湖生物多様性シンポジウム~いま、洞爺湖の生命と環境を考える~」が洞爺湖町役場で開催されました。
 
洞爺湖町と酪農学園大学が2009年7月に締結した「地域総合交流協定」に基づいて、これまで多くの学生が、地元 NPO、環境省洞爺湖管理官事務所、洞爺湖町等と連携して洞爺湖周辺の自然環境保全に関する調査研究を行なってきました。

今回開催されたシンポジウムでは、生物多様性保全や外来種問題に関する最近の研究によって得られた知見を広く周知することで、洞爺湖が抱える環境問題について考える機会となっています。
洞爺湖町長・下道 英明氏
 
第1部は酪農学園大学による調査研究等の発表として、洞爺湖中島のエゾシカの生息調査やエゾシカがもたらす影響、洞爺湖に定着したウチダザリガニの食性解析、洞爺湖中島の植生などの調査結果が報告されました。
そのほか、「地域総合交流協定」に基づいた酪農学園大学の洞爺湖実習や連携事業について報告されました。
 
 
第2部は関連調査報告として、洞爺湖における特定外来生物ウチダザリガニ調査や、洞爺湖の水草に関する報告がありました。総勢40名程度の参加者が来場しました。現地会場では発表のほか、チーズやバター、クッキーなどの酪農学園大学オリジナルグッズが販売されていました♪
 
火山が特長の支笏洞爺国立公園の魅力を発信すべくAR日記を投稿してきましたが、私の投稿は今回で最終回となります。改めてこれまでの投稿を見てみると、私の投稿はイベントや特別展示の報告が多い印象を受けました。

コロナ禍で着任し、通常業務もままならない中、イレギュラー対応をすることも多々ありましたが、その中でもコロナと共存しながら様々なイベントを実施することができたことを今更ながら嬉しく思います。

そのほかパークボランティアのみなさんや地元住民の方々にご指導いただきながら、環境教育活動や巡視、普及啓発活動、外来種防除、直轄施設の簡易的な整備、清掃活動など様々な業務に携わらせていただきました。

業務で関わっていただいた全ての方々、日記を読んでくださった方々、心より感謝申し上げます。
ここで学んだことを忘れずに、新天地でも励みたいと思います。

次のARへバトンタッチしますが、引き続き、洞爺湖地区&羊蹄山地区&登別地区の自然をお楽しみ下さい♪

●支笏洞爺国立公園

Facebook「支笏洞爺国立公園」

Instagram「支笏洞爺国立公園」

@shikotsutoya_nationalpark