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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

AR(アクティブレンジャー)の休日

2023年04月06日
羅臼 高林紗弥香
こんにちは。羅臼自然保護官事務所の高林です。
羅臼は暖かい日が続き、雪解けが進んでいます。
 
羅臼自然保護官事務所を訪れる方も、
「フクジュソウが咲き始めたね!見た?」
「今年はギョウジャニンニク早そうだね!」
「GWの頃には雪がなくなっているんじゃない?スキーできるかな?」
と皆さん例年に比べ早い春を感じているようです。
 
私自身、春に向けて調査したいことがあるし、山菜が気になるし、植物の開花も気になるし、生き物たちの動きも気になるし、スキーがいつまでできるのかも気になるし、待ち遠しいような、もう少しゆっくり訪れて欲しいような・・・複雑な思いです。
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通勤路から見える羅臼岳
いつも通勤中に眺めていた羅臼岳に、とある休日登ってきました。
前日まで、地形図とにらめっこをしてイメージを膨らませます。
 
羅臼の先輩たちといざ出発!
樹林帯にはヒグマと思われる足跡もありました。
各地で目覚めているようですね!注意しながら進みます。
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辺りは一面真っ白
途中ガスに飲まれ、一旦ビバーク。
 
青空がちらほら見えることから、再スタートです!
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美しい風紋の奥に山頂が見えきた
斜面をぐんぐん登っていくと、風にガスが流され、あっという間に青空に!
 
スキーを置いてアイゼンに履き替えます。
晴れたと思うと日陰もなく、斜面を登ると暑くて暑くて汗だくです。
 
登って!
 

登って!!
 

登って・・・!!!
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南西ルンゼを登る
南西ルンゼを登り切る頃、降り向くと飲み込まれていたガスは雲海となり、その中から知西別岳や遠音別岳が顔を覗かせます。
 
山頂まであと少し!
山頂部の岩塔は雪に包まれており、手元、足下を確認し慎重に登ります!
 



ついに・・・!
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羅臼岳から硫黄山方面を望む
斜里町側は雲海に包まれていました。
次は夏に・・・。
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羅臼の海産物たっぷりの海鮮生チラシ
下山後、熊の湯に入り、美味しい海の幸を食べました。
羅臼の恵みが疲れた体に染み渡ります。
 
翌日は早起きし漁港で出漁する漁師さんを見送りました。
羅臼港の後ろには前日に登った羅臼岳がそびえ立っていました。
 
羅臼は、厳しくも豊かな自然とともに人々の営みがあります。
新年度も気持ち新たに、羅臼の魅力をお伝えします!
 
※冬山は魅力たっぷりですが、天候も変わりやすく、滑落、道迷い、雪崩等あらゆるリスクが潜んでいます※
 

写真展開催中です

1月31日より開催の写真展、まもなく終了です!4月15日まで。

 
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写真展「シレトコノコト。」 
羅臼自然保護官事務所のレンジャーとアクティブレンジャーが羅臼で暮らし見たこと感じたことを写真と写真日記でお伝えします。
ポストカードもプレゼント中です。
 
開催:1月31日~4月15日(月曜は休館です)
時間:10:00~16:00
場所:知床羅臼ビジターセンター 特別展示室