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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

春がきた

2023年04月21日
アクティブ・レンジャー北海道地区 石下亜衣紗
日本の中でも北海道の中でも東に位置する釧路。さらに寒流の影響で気温が上がらない分、
特に春の訪れも遅い地域です。例年、桜が咲くのはなんと5月の中旬。今年はちょっと早そうですが、
東京に比べると1ヶ月ほどは遅くなります。
 
そんな釧路でも、すっかり春を感じるようになってきました。
以前もご紹介した、釧路湿原自然保護官事務所と野生生物保護センターの裏にある池は、
冬の間は厚い氷がはっていましたが、一気に雪と氷が溶け、すっかり春の景色に。
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3月下旬の池の様子
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4月上旬の池の様子
本州の春とはイメージがずいぶん違いますが、これが北海道の春の景色。
 
水面は北へ帰る水鳥たちが羽を休めに集まり、賑やかに。
春のカモ達は、オスが実に美しく着飾っており、殺風景な景色を彩ってくれています。
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黄色いくちばしと緑頭のマガモ
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レスラーマスクを被ったようなコガモ
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モヒカン頭のヒドリガモ
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パンダ模様のミコアイサ
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白黒ツートンカラーと頭のちょんまげが特徴的なキンクロハジロ
(一緒に写っている地味な羽のカモはそれぞれのメスです)


 
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オオハクチョウの登場は珍しいです。
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水中の水草を食べています。
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カイツブリもやって来ました。
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今年も子育てをしてしてくれそうです。
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オジロワシも賑わう池の様子を見に来ています。
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外から窓越しに室内を覗いていたこともありました!
色のない、静かな冬を越えたからこそ、春のだんだんと色が入り、賑やかになっていく
様子はわくわくしますね。
池周辺は立ち入り禁止となっていますが、野生生物保護センターの2階は絶好の観察スポットです。
双眼鏡も設置されていますので、お越しの際は、ぜひこの美しいカモ達の姿を探してみてください。
※今シーズンも鳥インフルエンザの発生が多く報告されています。
 野鳥観察の際は水鳥に近づきすぎないようにし、消毒マットがあるところでは
 きちんと靴底を消毒して出入りしましょう。
 死んだ野鳥や弱った野鳥を見つけたら触らずに、市町村役場や振興局へ連絡し、
 指示をもらってください。

 鳥インフルエンザに関する情報