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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

「パークボランティアでボッケ遊歩道を清掃しました!!」

2023年05月11日
阿寒湖 森竹祐
こんにちは!阿寒湖アクティブ・レンジャーの森竹です。
4月28日にパークボランティアのみなさんとボッケ遊歩道の清掃活動を行いました。
 
ボッケ遊歩道は、阿寒湖畔エコミュージアムセンターから阿寒湖畔を1周できる散策路で、1年を通して観光客や地域の方の利用が多い場所です。
 
今年度最初のパークボランティア活動ということもあり、みなさん気合い十分!
 
さっそくエコミュージアムセンターを出発し、ゴミ拾いスタートです。
2月のイベント以来の活動だったので、久しぶりの顔合わせに楽しく会話を弾ませながら歩いていきます。
ボッケまで歩いてきましたが、思ったよりもゴミは見あたらず。
湖のこみちへ入り、湖畔沿いルートを進んでいきます。
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湖のこみちを進むメンバー
道中でエゾシカの樹皮剥ぎ被害により、立ち枯れしたイチイに遭遇。
「イチイは成長するのにすごく時間がかかるんです」と、ベテランボランティアさんがメンバーに解説してくださいました。
教えていただいたメンバー一同興味津々!我先にと積極的な質問も出ていました。

ベテランボランティアさんは、いつも「そうなんだ!」という自然の知識を教えてくださるので、私も毎回勉強させていただいています。
「参加するたびに新しいことを知ることができる」。これもパークボランティア活動の醍醐味です。
 
さあ、ゴールは目前というところに来た時、メンバーの歩く速さが一気にペースダウンしました。
なんと、最後の最後で予想以上のゴミがあったのです…。
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たくさんのゴミが散乱していた遊歩道外のササ原
遊歩道から外れたササ原には、花火のゴミやプラゴミがあちこちに散らばり、
いつ捨てられたかわからないほど古くなっているビンや大きな銅板、瀬戸物の破片が出てきました。
 
メンバーが手にしているゴミ袋は一気にいっぱいに。私が持っていた袋も満杯になりました。
最後にこんなに大量に出てくるとは…。参加者全員、あまりに予想外の展開に驚きを隠せない様子。
私も「国立公園なのに、こんなにゴミがあるなんて・・・」と衝撃を受けました。
 
 
ゴミ拾いを終え、エコミュージアムセンター前に戻り、ゴミの仕分け作業へ。
今回のおよそ2時間の清掃で、30Lゴミ袋11袋ものゴミを回収しました。
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回収ゴミの仕分け作業
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予想以上の量でした・・・
こんなにゴミがあったことに、メンバー一同ただただ驚くばかりでした。
1つだけ間違いなく言えることは、「ゴミは人が出している」ということです。
 
「ゴミはゴミ箱に捨て、ゴミ処理場で処分する」という1人1人の心がけ次第で、野外へのポイ捨てはもっと減らせると思います。
自然はゴミ箱ではありません。
 
せっかくきれいな阿寒湖を見に来たのに、遊歩道沿いにゴミがあったら誰もいい気分にはなりませんよね。
阿寒湖周辺だけに限らず、野外散策をされる際は、「ゴミは絶対に捨てない」という基本的なことを徹底しましょう。
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総勢17人で回収しました!
今回は、平日にもかかわらず釧路・十勝・オホーツク管内から14名のボランティアさんが参加してくださいました。
本当にありがとうございました。
次回の活動は5月14日(日)。阿寒湖畔の滝口自然探勝路の清掃を予定しています。
今年度も一致団結して、阿寒湖の環境保全活動を行っていけたらと思います!