アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
湿原の秘密 ~ヤチマナコ~
2023年05月30日
稚内
サロベツ担当アクティブ・レンジャーの福井です。
突然ですが、「ヤチマナコ」を知っていますか?
おそらく聞いたことがない言葉だと思います。今回はヤチマナコについて紹介します。
突然ですが、「ヤチマナコ」を知っていますか?
おそらく聞いたことがない言葉だと思います。今回はヤチマナコについて紹介します。
ヤチマナコとは
湿原の中にある自然にできた「つぼ型」の池です。
漢字で書くと「谷地眼」と書き、ヤチは「湿地」、マナコは「眼」を意味します。
まるで湿原が眼を開いているように地表から小さな水面が見えます。
しかし、深いものでは3m以上になり、植物によって水面が隠れていることもあって、気付かずに動物が落ちて死んでしまうこともあります。
漢字で書くと「谷地眼」と書き、ヤチは「湿地」、マナコは「眼」を意味します。
まるで湿原が眼を開いているように地表から小さな水面が見えます。
しかし、深いものでは3m以上になり、植物によって水面が隠れていることもあって、気付かずに動物が落ちて死んでしまうこともあります。
下サロベツ原野園地でヤチマナコの深さを体験してみよう!!
幌延ビジターセンターのある下サロベツ原野園地では、木道上に間近でヤチマナコを観察することができるデッキがあります。
3m60cmほどの計測棒も設置しておりヤチマナコの深さを体験することができます。
3m60cmほどの計測棒も設置しておりヤチマナコの深さを体験することができます。
深さを体験してみると計測棒の半分以上が沈んでしまいます。このヤチマナコも3mほどの深さがありそうです。
まるで湿原の落とし穴、ヤチマナコは湿原のあちこちにあると言われており、歩くときは注意が必要です。
※サロベツ地域では木道から外れないで歩きましょう。
6月に入り、サロベツ地域では花のシーズンも始まります。
ぜひ、下サロベツ原野園地へ足を運び、湿原の花、野鳥や景色を楽しむと共にヤチマナコも観察して深さを体験してみてください。
※サロベツ地域では木道から外れないで歩きましょう。
6月に入り、サロベツ地域では花のシーズンも始まります。
ぜひ、下サロベツ原野園地へ足を運び、湿原の花、野鳥や景色を楽しむと共にヤチマナコも観察して深さを体験してみてください。
【施設情報】現在の施設の開館時間は以下の通りです。
サロベツ湿原センター
・施設開館 9:00から17:00
・トイレ利用可能(24時間利用可能)
・トイレ利用可能(24時間利用可能)
幌延ビジターセンター
・施設開館 9:00から17:00
・トイレ利用可能(開館時間内)
・トイレ利用可能(開館時間内)