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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

日本百名山の中では「日本一遠い山」として知られる幌尻岳もお花が満開です

2023年07月06日
帯広自然保護官事務所 谷水亨
こんにちは、帯広自然保護官事務所のアクティブレンジャーの谷水です。7月1~2日、平取町民登山・幌尻岳(額平川コース)1泊2日の登山に参加してきました
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出発前のブリーフィング
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エゾハクサンイチゲと戸蔦別岳
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幌尻岳と北カールの稜線を歩く参加者
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北カールの稜線にたたずむ参加者たち
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真新しい熊の爪痕=糞もたくさんありました。
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久しぶりの幌尻岳が晴天で足取りも軽い
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日高の山では珍しい大きな山頂標識
日本百名山の一つである幌尻岳は「日本一遠い山」として難関の山としても有名です。登山コースは今回登った「額平川から幌尻山荘経由コース」をはじめ「チロロ林道からの北戸蔦別岳を経由するチロロ林道コース」「新冠川から幌尻湖からの新冠コース」、「伏美岳・ピパイロ岳を経由して登る十勝側ルート」等がありますが、いずれのコースも登山口までのアプローチが長いことや登山道の難易度が高いことなどがあげられ、体力・登山技術・徒渉技術・山泊経験などが求められる山です。
今回は幌尻岳の利用状況と山荘や登山道の現状把握などを調べるため、平取町民登山に参加させていただきました。
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1人づつ渡らなければならない橋
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徒渉風景 =膝上まで浸かる深さのところもあります
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幌尻岳山荘=寝袋・マット・毛布等完備
「額平川コース」は沢登りの装備と経験が必要で、送迎バスや山小屋は完全予約制のため、登山者のオーバーユースは今のところは感じられず、登山道の笹刈り等もされており、携帯トイレも導入されるなど、地元山岳会等の尽力により管理が行き届いているコースだと感じました。
幌尻岳が目の前に現れた稜線に出ると、丁度、高山植物の季節でもあり、ゴゼンタチバナ、オニク、ミヤマハンショウヅル、エゾハクサンイチゲ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、ウズラバハクサンチドリ、ハクサンチドリ、ウサギギク、エゾキスミレ、チングルマ、ナガバツガザクラ、イワウメ、シナノキンバイ等が咲いており、我々の目を楽しませてくれました。
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オニク=ミヤマハンノキの根に寄生する1回結実性多年草
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ウスラバハクサンチドリ=ハクサンチドリの葉とは違い、鶉の卵のような斑点模様がある
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エゾナガバツガザクラ=常緑の小低木
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北カールの稜線に咲いていたアズマギクの群生とイドンナップ岳