北海道のアイコン

北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

令和5年度ペテガリ岳環境整備ボランティア活動推進事業に参加してきました

2023年09月29日
帯広自然保護官事務所 谷水亨
9月2~3日、ペテガリ岳環境整備ボランティア活動推進事業が、新ひだか町主催で実施されました。新ひだか町、静内山岳会、日高中部消防組合消防署、環境省、ボランティアスタッフの26名が参加し、ペテカリ山荘維持管理作業では薪割り、清掃、網戸付替えなど、ペテガリ岳登山道の点検、笹刈り、作業に必要な刈払機や燃料などの荷揚げなどを行ってきました。
 
代替えテキスト
朝のブリーフィングの様子
出発前のブリーフィングでは、ペテガリ山荘・登山道整備の重要性や2日間の行程などの話がありました
代替えテキスト
倒木の処理をするスタッフ
代替えテキスト
倒木を細かく切る作業も手伝いました
代替えテキスト
運ばれた材木の薪割りが待っていました
代替えテキスト
山荘内の掃除と整頓
代替えテキスト
網戸の修理と張り替え
代替えテキスト
山頂標識のペンキ塗り
代替えテキスト
山頂にて記念撮影
ペテガリ岳は、2024年に国立公園化される見込みである「日高山脈」の中央部に位置する日本二百名山のひとつであり、かつてはその登攀の難しさから「遥かなる山」と言われた登山者憧れの山岳です。標高は1,736m、ペテカリ山荘から往復12時間以上を要し、アップダウンも多い難コースですが、周囲の日高の名峰を楽しむことができる格別の山です。
代替えテキスト
もうすぐ山頂
現在、ペテガリ岳に登るのには、元浦川林道の先にある神威山荘からニシュオマナイ川の支流を伝って一山越えてベッピリガイ林道を歩いてペテガリ山荘に至るルートしかなく、山荘まで半日を要することからも、現代においても「遙かなる山=ペテガリ」そのものであると思いました
代替えテキスト
山頂から十勝平野が望めます