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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道東トレイル~ARトレイル日記③オンネトーより風を切る~

2026年01月16日
阿寒湖 熊谷翼斗
皆さんはじめまして、阿寒湖管理官事務所AR(アクティブレンジャー)の熊谷です。
AR日記は初執筆となりますがいきなりの企画、北海道東トレイル日記第4弾~阿寒ルート編~です。

阿寒ルートは、オンネトー国設野営場を出発し、阿寒湖温泉街や二つの峠を越え、麓の牧草地を通り、道の駅摩周温泉へ向かう約60㎞の道のりとなっています。

トレイルと云うと“歩く”というイメージを持つ方も少なくないかと思いますが、
ここ阿寒ルートは、区間距離が長く、歩道のない区間もあることから、“自転車推奨ルート”として設定されています。

2025年10月で開通1周年を迎えた北海道東トレイルですが、荷物を身に着ければ、体一つでできる“歩く“という行為に対して、
サイクリングは、自転車の準備や車回しなど少々ハードルが高いようにも思えます。

今回は、実走調査として実施した、サイクリングの様子をお伝えすることができればと思います。

         
使用したヘルメットやE-バイク(電動アシスト自転車)、ロードバイクはレンタサイクル業者さんを利用し、オンネトーまで配車していただきました。
釧路自然環境事務所からは所長、阿寒摩周国立公園管理事務所からは所長含む5名、阿寒湖管理官事務所からは2名が参加し、
計8名でのサイクリングとなりました。
 

〇オンネトー

         
出発してすぐに見どころスポットは訪れます。

見る角度や風向き、天候により湖の色が変化することから“五色沼”と呼ばれるオンネトーですが、当日はサイクリング日和と言わんばかりの快晴、
たくさんの観光客が訪れる中、凪いだ青い湖面に雌阿寒岳を映し出してくれました。

ここからは足寄峠に向かう最初の上りポイントになります。

スタートから2時間ほどで足寄峠を越え、阿寒湖温泉街に到着です。

本来のルートであれば、温泉街の中を通りボッケ遊歩道や滝口線を通ってゆきますが、サイクリングですので、
今回は国道240号線沿いを通り、昼休憩を取りました。

距離で見ると1/3程度なのですが、ここからが本番?阿寒横断道路(永山峠)が待っています。峠を抜けるまで、給水所やトイレがないので、しっかりと準備してから進みましょう。
 

〇双湖台

         

阿寒横断道路の休憩スポットです。阿寒の湖たちは、もともと”古阿寒湖”と呼ばれる一つの湖であり、約6000~1万年前に生じたとされている雄阿寒岳の火山活動によって、阿寒湖・ペンケトー・パンケトーの3つの湖に分かれたといわれています。

ここ双湖台展望台からはその一つ、ペンケトーを眺めることもできます。(左の写真は春に解氷が進んでいる様子です)

阿寒湖畔から上りが続き、普段使っていない足の筋肉から疲労を感じます。アシストのレベルを上げ、ガンガン進んでいきますよ。

〇双岳台

         

ルート上一番の展望スポットの永山峠からは、視界もかなり良好だったため、雄阿寒岳・雌阿寒岳・阿寒富士・剣ヶ峰をはっきりと眺めることができました

阿寒湖畔から上り続けてきた甲斐もあり、ここからはスピーディーに下っていきました。

風を感じられるのが自転車の素晴らしいところですね。

〇はらぺこはらっ葉

                    
長かった峠に終わりを告げるよう、広大な平野の中に「はらぺこはらっ葉(手作りパンとジェラートのお店)」が見えてきます。

スタート地点から約50㎞の地点、疲労が溜まっているところにジェラートが染み渡ることでしょう。

ここからは牧草地の間を抜けてゆきます。牧草ロールやタンチョウなど北海道らしい景色を横目にラストスパートです。
 

〇道の駅摩周温泉

         

ついに、道の駅摩周温泉に到着しました。足湯があるので疲れた足を癒してゆきましょう(かなり熱い) 。

完走した感想ですが、走り切った満足感と疲労感が同時に押し寄せてきます。

前述した通りここ阿寒ルートは、約60㎞と長い道のりでありますが、山々や湖、森に囲まれながら、五感でトレイルを感じられる
充実したルートだと思いました。

また、スタート時ネックだったE-バイクのバッテリー残量問題もゴールまで底を尽きることなくことなく走り切ることができました。
 
是非、魅力ある阿寒ルートで風を感じながらサイクリングしてみてはいかがでしょうか?
 
次の日記へおつなぎ致します。それでは!
 
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2025年9月12日にハイクした際の記事です。
冬期閉鎖等をはじめ、最新情報をご確認の上、お出かけください。
 
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※参考コースタイム



(地理院地図Vector https://maps.gsi.go.jp/vectorより加工して作成)