アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
日高山脈撮影中にビーナスベルト現象に出会う
2024年02月02日
帯広自然保護官事務所
日高山脈の普及啓発データ収集のために日高山脈を一望できる幕別町忠類にて朝陽に照らされた日高山脈を撮影しようと夜明け前からでかけ
カメラをセットし、山脈を見つめていると、日の出直前の撮影中に「ビーナス・ベルト」現象に出会いました。
ビーナスベルトとは
日の出前や日没直後に,太陽と反対側の空にピンク色の帯が見られる現象です。
今回は朝焼けの光が反対側の空まで届き,高い空の青色と混ざってピンク色が現れるのです。剣山方面(写真右側)には太陽の光がまだ届いていない低い位置に藍色の「地球影(ち きゅう えい)」が見られます。
カメラをセットし、山脈を見つめていると、日の出直前の撮影中に「ビーナス・ベルト」現象に出会いました。
ビーナスベルトとは
日の出前や日没直後に,太陽と反対側の空にピンク色の帯が見られる現象です。
今回は朝焼けの光が反対側の空まで届き,高い空の青色と混ざってピンク色が現れるのです。剣山方面(写真右側)には太陽の光がまだ届いていない低い位置に藍色の「地球影(ち きゅう えい)」が見られます。
ここは幕別町忠類の「シーニックカフェ忠類」。小高い丘に広がる忠類共栄牧場内に設けられたカフェテラスです。既に夏期の営業が終わっているため、関係機関の承諾を得て撮影。この場所から見える日高山脈は、北は剣山から南は楽古岳の遙か向こうまでおよそ100kmを見渡すことが出来ます。
レンズを向けた日高山脈の反対側は、もう少しで日の出が始まろうとして赤く白んでいます。こちらの風景も真っ赤に染まりはじめ格別ですが、今回は反対側のビーナスベルトに目が奪われてしまいました。たった10分程度の天体ショウでしたが、十勝平野から見た日高山脈の魅力を撮影することが出来ました。
レンズを向けた日高山脈の反対側は、もう少しで日の出が始まろうとして赤く白んでいます。こちらの風景も真っ赤に染まりはじめ格別ですが、今回は反対側のビーナスベルトに目が奪われてしまいました。たった10分程度の天体ショウでしたが、十勝平野から見た日高山脈の魅力を撮影することが出来ました。
ビーナスベルトの語源
ウィキペディアによると、ギリシア神話の女神・アフロディーテがつけていた帯(ケストゥス、cestus)に由来します。その帯には、恋情をそそる飾りがついていたそうです。その女神は、ローマ神話でのビーナスに相当するとされています。
そのままだと、アフロディーテベルトになるところですが、より知られたビーナスにしたのでしょう。
そのままだと、アフロディーテベルトになるところですが、より知られたビーナスにしたのでしょう。