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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

第3弾 琉球國祭り太鼓×支笏洞爺国立公園~洞爺財田に沖縄の風が吹く~

2024年02月05日
洞爺湖 荻原 沙理
こんにちは。洞爺湖管理官事務所アクティブ・レンジャーの荻原沙理です。
 
今回は、先日洞爺財田自然体験ハウスで実施したイベント「第3弾 琉球國祭り太鼓×支笏洞爺国立公園~洞爺財田に沖縄の風が吹く~」の様子をお伝えします。

琉球國祭り太鼓とは

沖縄伝統芸能「エイサー」をベースに、空手や琉舞の型などを取り入れた独自の振り付けと沖縄の古典曲やロック・ポップスを取り入れた「創作エイサー」団体です。1982(昭和57)年に沖縄市の泡瀬を中心とした若者たちによって結成されました。沖縄本部を始め、国内47支部、海外8か国33支部を構え、総勢約2,500名で沖縄が大切にしてきた「迎恩(深い感謝の気持ち)」の心を世界中で打ち響かせ、新たなる感動の創出に取り組んでいます。


今回は札幌支部の5名がイベントに参加してくださいました。

イベントの様子

「琉球國祭り太鼓」の皆さんが、 沖縄の芸能と支笏洞爺国立公園をチャンプルー(まぜこぜ)し、誰しもが耳にしたことのある曲に合わせて、エイサーの演舞を披露しました。
 
 
また、琉球國祭り太鼓のメンバーでもある、環境省の伊藤レンジャー(国立公園管理官)が沖縄の音楽について解説するとともに、それぞれの曲に関連づけて、レンジャーのお仕事や支笏洞爺国立公園について語りました。
会場の皆さんが熱心に耳を傾け、時折大きく頷いてくださっているのが印象的でした。

(話をする伊藤レンジャー)

太鼓や掛け声、息の合った演舞に圧倒される中、あっという間に5曲の演舞が終了。
会場からはアンコールを求める拍手が起こりました。
アンコールの声に応えるべく、琉球國祭り太鼓のメンバーによる「カチャーシー講座」が開講しました。

するとどこからともなく獅子が登場!
 
獅子の名前は「ユプ」。アイヌ語で「結ぶ」「助け合う」という意味があるそうです。
ここでも「チャンプルー文化」が垣間見えます。
 
獅子に噛まれると、無病息災のご利益があるそうです。
会場の皆さんはカチャーシーを踊りながら、ユプが近づくと頭を差し出して楽しんでいらっしゃいました。

イベント終了後は写真撮影タイム。
雪景色を眺めながら沖縄に思いを馳せる時間はとても心地よいものでした。
エイサーの魅力と一緒に支笏洞爺国立公園の魅力もお伝えできる時間になったのではないかと思います。
 
ご来場いただいた皆さん、琉球國祭り太鼓のメンバーの皆さん、ありがとうございました。
(琉球國祭り太鼓の皆さんとスタッフで写真撮影)