
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
北海道東トレイル~ARトレイル日記②旅のはじまりは、釧路から。~
2026年01月16日-----------------------------------------------
2025年8月20日にハイクした際の記事です。
冬期閉鎖等をはじめ、最新情報をご確認の上、お出かけください。
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こんにちは。釧路湿原自然保護官事務所の中野です。
普段は野生生物課のアクティブレンジャーとして生き物を探してばかりの私ですが、
北海道東トレイルをARでリレーしよう!
という素敵な企画にお誘いいただきました。

きのこも見つけます。これはたぶんナラタケ。
『トレイル』という言葉から「野山でハイキング」のようなものを想像される方は多いかと思います。
あなたはどうですか?ええ、私もそうでした。
良い散策路や林道はあるかな?とマップを見ると、
北海道東トレイルのルートには釧路の市街地が含まれているではありませんか。

確かに、釧路市内がルート上に。
自然も文化もいっぺんに楽しめる欲張りセットな北海道東トレイル、せっかくなら市街地を歩こう!と思い立ち。
今回は幣舞橋の基部にある、北海道東トレイルの南の起点「幣舞公園」から歩き始めます。

松浦武四郎前で一番にこやかな私、スタートです。
まずは釧路川沿い。
少し湿った潮臭さがありつつ、時々吹く風は心地よくて絶好のトレイル日和です。

釧路らしい風景に、朝倉ARもこのポーズ
「歩く」ことが大きな目的でもあるトレイルウォーク。
市内にある環境省の釧路自然環境事務所からほど近い釧路川沿いでも、
ゆっくり歩いて見る風景はなぜか真新しくてワクワクします。

アンダーパスは涼しいけど、声が良く響いてお喋りには不向き。
ちょっと歩いては適度に水分補給をしつつ、ゴール地点をめざします。

そこはかとなく、この人たちは何をしているんだろう感
今回の企画でルートを設定するにあたり、私にはひとつだけ懸念点がありました。
それは、
市内を歩くと信号が煩わしいのではないか
ということです。
林道や遊歩道との大きな違いの一つではないでしょうか。
せっかちな私は、自分のペースで気ままにサクサク歩きたいのです。

林道で足を止めるとしたら、きのこくらいだろう。
ところが、少し寂しくなった街並みや、時折すれ違う犬をぼーっと眺めながら歩くほどに、
要らぬ心配だったということに気が付きました。
例えば、これがマラソンならペースが乱れたり、
犬の散歩なら、はしゃぐわんちゃんを諫め、リードを握る手に力がはいるかもしれません。

Tips:トレイルを歩く人は「ハイカー」と呼ばれるらしい、トレイラーかと思ってた
しかし、トレイルウォークの目的は「ゴール」ではありません。
赤信号になったら少しストレッチをしながら同行者とおしゃべりをして、
青信号になったらまた歩き出せばいいのです。
街歩きの良い「休符」のように感じられて、そのメリハリがかえって心地よいものでした。

もう悩みなどない、こんなにもハッピー
そんなことを考えつつ時折休憩を挟みながら3時間ほど歩き、
今回のゴールであるコーチャンフォー文化ホールに到着。
ようやくついた!と、もう終わっちゃった!の相反する気持ちが同居するのは、
トレイルウォークの良さではないでしょうか。
ほどよい疲れと爽やかな達成感を胸に、みんなで食べる釧路のお蕎麦は格別です。

何も言わずとも同じポーズ。戦隊モノばりの結束、トレイルが生んだ絆。
次のルートを歩くARにバトンを託し、お腹をさすりつつ見送りました。

今回のトレイルルート、次はもっと歩きたいの気持ち
自然の中を歩くことはもちろん楽しいものですが、
せっかくのトレイルウォークなら、釧路市内を歩いてみるのはいかがでしょうか。
林道とのコントラストに、たくさんの新たな発見があると思いますよ。