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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします
支笏洞爺国立公園 洞爺湖地区(羊蹄山・洞爺湖・登別)の情報を、アクティブ・レンジャー幸村が発信しています

標識塗装

2025年12月15日
洞爺湖 幸村 和実
 洞爺湖では、年間20回ほどパークボランティアによる活動を行っています。
その中で、今年度試行的に活動に組み入れた「標識塗装」について紹介したいと思います。
 
国立公園内には、環境省が設置した標識がたくさんあるのですが、一部塗装が薄くなっているものがあります。
塗装が剥げると、保護機能が落ちて劣化が加速度的に進むと聞いています。
塗装することで、見た目も良くなり、長持ちするのではないかという期待を込めて、2回活動しました。
 
全員素人ですので、塗料の説明書を読んで、それに沿ってやってみます。
はたして、うまくいくのでしょうか。

標識塗装1回目

 初めての取組みですので、作業量・作業感などを掴むために、まずは洞爺湖温泉近くにある、作業をしやすそうな標識を選び塗装しました。
 塗装は色を塗るというよりも、木部を雨や紫外線から守る、保護の意味合いが強い塗料を使いました。
 いい状態で、少しでも長持ちしてくれればうれしいですね。
塗る前の状況
塗装が少し剥げています 塗らない部分は養生しました
作業の状況
薄めの色なので作業はしやすいです
作業の状況2
全体をまんべんなく塗りました
仕上がりの状況
はじめてにしては上出来!
差別側作業前の状況
こちらの標識はかなり塗装が剥げています
壮瞥側作業の状況
湖畔の作業は一見気持ちよさそうですが、この日はかなり暑かった💦
壮瞥側塗装後の状況
まずまずの仕上がりではないでしょうか

標識塗装2回目

 初めての塗装で、ある程度作業感がつかめましたので、2回目は大きな標識と、ウチダザリガニ(特定外来生物)の規制標識を塗装しました。
 観光客が多い場所にありますので、間違って塗りたての標識に触れないよう、三角コーンやバーを設置するなどして注意喚起をしました。
 
第2回の作業の様子
2回目の塗装作業は大きな標識に挑戦しました
裏側を塗る様子
裏もきっちり塗りました
作業終盤の様子
大きな標識は時間がかかりますが達成感があります
ザリガニ標識塗装の様子
この標識は柱の木部を塗りました
柱、塗る前の状況
塗る前はこんな感じ      → → → → → → → → → 
柱、塗った後の状況
見た目が良くなりました 防腐効果も期待
 標識塗装をやってみて感じたのは、見た目も良くなりお客様を気持ちよくお迎えできるという意味と、劣化を防ぎ標識を長持ちさせることが期待できるという意味でも、有意義な活動だということです。
 加えて、パークボランティアのみなさんも作業自体が楽しかったようで、活動の成果が見えてやりがいも感じられることから、来年度も継続できればと考えています。
 
 最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

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