アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
樽前山 雪どけレポート
2024年06月13日
支笏湖
こんにちは!
支笏洞爺国立公園管理事務所のアクティブ・レンジャー阿部です。
支笏湖周辺は森の緑が生い茂り、太陽の光が水中に差し込んで支笏湖ブルーがよく映える季節になりました。
観光スポットの山線鉄橋からは週末にはこんな景色が見られます。
また湖畔からは恵庭岳、漁岳、風不死岳といったそれぞれ違った形の山が見えます。
今日は、その中でもひときわ特徴的な形をし、山頂の溶岩ドームから蒸気を上げている活火山の樽前山について、3月末から4月にかけて撮影した雪どけの様子を紹介しようと思います。
まずは全体像から
火山活動の影響で樽前山の森林限界は低いため、日当たりがよく、4月の変化は劇的です。
毎日見ていても日々雪がとけていくのが分かります。
樽前山東山にズーム
登山道や谷間の残雪が描く芸術的な模様が楽しいです。
溶岩ドームにズーム
溶岩ドームでは一年中高温の蒸気が噴出していますが、雪が全く積もらないわけでは無く周辺と同じように雪どけしていく様子が分かります。
これからの夏の季節には緑が、秋には紅葉が樽前山を彩ります。
支笏湖温泉街や観光船からもすぐに目に入る山ですので、支笏へお立ち寄りの際は、湖畔に聳える山々の季節の変化をぜひ探してみてください!
(支笏洞爺国立公園管理事務所/阿部万純)
*ちなみにズームの撮影には「Canon PowerShot Zoom」を使用しました。
手持ちで撮影しても手ぶれせず、山肌の谷筋がきれいに撮影できました。
手持ちで撮影しても手ぶれせず、山肌の谷筋がきれいに撮影できました。
コンパクトで軽いため、持ち運びも簡単です。
樽前山に登り、「Canon PowerShot Zoom」を手に溶岩ドームと対面
*樽前山は登山道リニューアル工事のため2024年は一年中通行止めとなっています。
https://hokkaido.env.go.jp/topics_00153.html
登れないのは残念ですが、この機会に望遠カメラや双眼鏡で自然の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
https://hokkaido.env.go.jp/topics_00153.html
登れないのは残念ですが、この機会に望遠カメラや双眼鏡で自然の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。