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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

乗船調査終了→事務仕事の日々

2025年12月22日
えりも自然保護官事務所 杉浦圭
こんにちは!えりも自然保護官事務所の杉浦です。
9月から始まった秋のサケ定置網漁が11月20日に終わり、私たちが行っている乗船調査も終了しました。
漁期の3ヶ月間、長かったような短かったような…。最後まで体調も崩さず、けがもせず、(寝坊もせず)、終えることができました!!漁期後半には風が強い日も多く、海が荒れることもあり、船も大きく揺れて立っているのも大変!ということもありました。そんな船の上でも大きなタモ網を操ったり、走って移動したりする漁師のみなさん。これぞ海の男!とてもかっこよかったです。

ある日の漁のあと、漁師の方と一緒に水中カメラの映像を見ながら話をしていた時のこと。どこがどうなってどう映っているの?と私が混乱していると、漁師の方が、紙に定置網の図を描いたり、定置網の模型の写真で説明したりという“定置網講座”をしてくださったこともありました。とても分かりやすく、そういうことか!とすっきり。分からないことは正直に「分かりません!」「教えてください!」と言えば教えてくれる漁師のみなさん。これからもたくさん教わりたいと思うのでよろしくお願いします!
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船の上で漁獲や被害、網の様子などの記録をとっています。(この日は晴れて穏やか)
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立派なサケ!ずっしり重たいです!
そして、乗船調査が終わった今、ひたすら事務仕事の日々を過ごしています。サケの漁獲量やアザラシによる被害量を計算したり、それを入力したり、グラフを作ったり等々、3ヶ月間の漁期のデータを必死にまとめています。毎日パソコンとにらめっこです。じっとしていることがあまり好きではない私は、早朝の乗船よりもこっちの方がつらいかも…と思いながらもなんとか頑張っています。
しかし、データをまとめ、表やグラフなどの目に見える形となっていくことで気づくこともあります。この作業を通して、この業務についてよりしっかりと理解を深めていく機会にできればと思います。

おまけ

漁期の間、朝の乗船調査が終わった後に、海から離れ、山の景色を見に保護官と豊似湖に行ってきました。
海とは違った静けさや、とてもきれいな景色に癒されました。
海も山もあるえりも、素敵!!
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ナキウサギの看板がかわいい
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湖面がきらきらと輝いています
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豊似湖へ向かう途中にも素敵な景色が見られます