アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
自然公園クリーンデーを実施しました
2024年08月30日こんにちは!
支笏洞爺国立公園管理事務所のアクティブ・レンジャー阿部です。
盛夏の8月、支笏湖には涼を求める人々が道内外からたくさんいらっしゃいました。
モラップキャンプ場の岸辺には連日テントがぎっしり。
親子連れキャンプやソロキャンプなど、それぞれの夏の思い出になったのではないでしょうか。
そんなモラップキャンプ場とその周辺にて、「自然公園クリーンデー」の清掃活動を実施しました。
(環境省では昭和58年から毎年8月の第一日曜日を「自然公園クリーンデー」とし、地域住民やボランティアとともに公園の美化清掃を実施してきました)
利用者が多いとどうしてもゴミが増えてしまうもの。
意図して捨てたゴミでは無くとも、支笏湖から吹く風に飛ばされてしまったのか、キャンプ場背後の森の林縁にはゴミが集まっていました。
国立公園らしい自然の景観を損ねるだけでなく、野生動物が口にしてしまうと病気や死因になってしまうこともあります。
協力者と共に、にぎわうキャンプ場の林縁を歩きゴミを回収しました。
ちなみにアウトドア用品の中には折りたたみゴミ箱なんていう便利な商品もあるようです。
野外活動で出るゴミを簡単にまとめることができそうですね。
また、モラップキャンプ場前を通る国道453号沿いでも清掃を行いました。
食べ物の包装のほか、飲み物の容器がたくさん見つかりました。
車から投げ捨てているのでしょうか・・・。
こちらもひとつひとつ手作業で集めていきますが、単体だと軽いペットボトルや缶も量が増えるとずっしりと重く、汗だくの帰り道となりました。
今回のクリーンデーでは49.56kgのゴミを回収することができましたが、そもそもゴミの無い自然の状態を保つに越したことはありません。
一人一人のちょっとした心がけをきっかけに、社会全体で環境問題に取り組む風潮が出来ていくのだと思います。
今後もゴミの持ち帰りへのご協力のほか、マイボトル持参やゴミが出ないキャンプ食への取り組みなど、どうぞよろしくお願いいたします。
(支笏洞爺国立公園管理事務所/阿部万純)