アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
えりも町 イキイキ森林づくり事業(育樹祭)
2024年11月28日
えりも自然保護官事務所
こんにちは、えりも自然保護官事務所の吉沢です。
11月6日「えりも町緑を守る会」主催の「イキイキ森林づくり事業・育樹祭」が、えりも町百人浜国有林内で行われ、えりも町をはじめ、関係機関、各団体総勢130名により枝落とし作業が行われました。
病虫害に強い森林づくりには、「針葉樹と広葉樹を混ぜた混合林とすることが必要である」と、森林管理署の方からお話がありました。
風害、塩害に強いことから針葉樹ではクロマツが植樹されています。広葉樹では、カシワが植樹されています。
植樹するときは、木と木の間隔を狭くすることで苗木が互いに支え合い、強風から守ることができます。しかし、ある程度成長すると木々が混み合い互いの成長の邪魔をし、太陽の光が地面に届きません。そのため余分な枝や葉を落とす枝落とし作業をすることで、木と木の間隔が広くなり太陽の光が届きやすく、成長が促され豊かな森林づくりにつながります。
今回は、平成5年に植樹した「クロマツ」の枝落とし作業が行われました。
11月6日「えりも町緑を守る会」主催の「イキイキ森林づくり事業・育樹祭」が、えりも町百人浜国有林内で行われ、えりも町をはじめ、関係機関、各団体総勢130名により枝落とし作業が行われました。
病虫害に強い森林づくりには、「針葉樹と広葉樹を混ぜた混合林とすることが必要である」と、森林管理署の方からお話がありました。
風害、塩害に強いことから針葉樹ではクロマツが植樹されています。広葉樹では、カシワが植樹されています。
植樹するときは、木と木の間隔を狭くすることで苗木が互いに支え合い、強風から守ることができます。しかし、ある程度成長すると木々が混み合い互いの成長の邪魔をし、太陽の光が地面に届きません。そのため余分な枝や葉を落とす枝落とし作業をすることで、木と木の間隔が広くなり太陽の光が届きやすく、成長が促され豊かな森林づくりにつながります。
今回は、平成5年に植樹した「クロマツ」の枝落とし作業が行われました。
かつて、えりも岬の海岸は暖を取るための森林伐採や家畜の放牧のための開拓により、次第に植生が失われ荒れ果てた結果「えりも砂漠」と呼ばれました。
風速10メートル以上の風が年間260日以上吹く襟裳岬。強風が吹くと赤土が海に飛ばされ海は汚れ、昆布や魚が獲れなくなったといいます。また家の中には、窓を閉め切っても砂ぼこりが入り込んで食事の時も大変だったと、長年住まわれている方が話されていました。
緑を戻すために昭和28年から本格的な緑化事業が始まり70年を経て、砂漠だった場所は、今では緑いっぱいの豊かな森林に蘇りました。
風速10メートル以上の風が年間260日以上吹く襟裳岬。強風が吹くと赤土が海に飛ばされ海は汚れ、昆布や魚が獲れなくなったといいます。また家の中には、窓を閉め切っても砂ぼこりが入り込んで食事の時も大変だったと、長年住まわれている方が話されていました。
緑を戻すために昭和28年から本格的な緑化事業が始まり70年を経て、砂漠だった場所は、今では緑いっぱいの豊かな森林に蘇りました。
えりも砂漠に戻ることがないよう今後もイキイキ森林づくり事業に参加させてもらいたいと思います。