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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

冬になったら見られるもの

2024年12月10日
釧路湿原 石下亜衣紗
ついに釧路湿原でも一面が白くなるくらいの雪が降りました!
寒さは一層厳しくなりますが、冬ならではの光景が楽しみにもなってきます。
 
釧路湿原の冬といえば
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越冬のために集まったタンチョウ
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湿原を走るSL
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アイスバブルにフロストフラワー
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樹氷
などなど。
 
雪や氷があるからこそ楽しめる景色・魅力が増す光景が盛りだくさん!
冬の間に毎日見られる訳ではないので、いつ見られるか待ち遠しいです。
 
一方で、葉っぱが落ちたからこそ気づかされる物もあります。
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ヤマブドウの実
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ヤチダモの種
今年は豊作だなぁと思っていましたが、葉っぱが落ちたことで、こんなにも実・種ができていたのかと驚かされます。
 
発見は頭の上だけでなく、目線より下にも。
温根内ビジターセンターと木道の間、葉の落ちたホザキシモツケの中に不思議なものがあるのが目につきました。
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奥にあるのがビジターセンター
ホザキシモツケの枝にもじゃもじゃしたものがあります。
近くでみると、
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ササの葉?がボールのように丸まっています。
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角度を変えて見ると横向きに穴が!
図鑑で調べると、どうやらウグイスの巣のようです。
 
そういえば、夏はこの辺りでウグイスがしきりにさえずっていたのを思い出します。
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夏に見たウグイス
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ホ~ホケキョ♪
どこかで子育てしているのだろうとは思っていましたが、まさかこんなに人が行き交うところに巣があったとは全く気がつきませんでした。
この巧妙な形に惚れ惚れしつつ、いつごろ、何羽の雛が育っていたのだろう?無事に巣立ったのだろうか?といろいろなことを想像してしまいます。
 
見通しの良いこの時期。夏にひっそりと動いていた生き物たちの生活を知ることもできる季節です。