
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~
2025年06月01日
東川
大雪山国立公園
大雪山国立公園管理事務所 東川管理官事務所 アクティブ・レンジャー 渡邉 あゆみ
ホーホケキョ!花嫁募集中

富良野岳にて 8月
ウグイスのさえずりが山に響き渡るのは珍しいことではないのですが、姿が見られることはめったにありません。ところが、この日はどうしたことか、登山道のすぐ横のハイマツのてっぺんに留まり、一生懸命メスを縄張りに誘っていました。よく見ると毛がまだフワフワとしているので、今年巣立った幼鳥のようです。繁殖シーズン も終盤なので、大胆に最終アピールの策に出たのでしょうか。
ウグイスはスズメ程の大きさ。繁殖シーズン、オスは一日に約1,000回も「ホーホケキョ」と鳴くそうです。小さな身体から発したとは思えない高らかな美声は、暑いさなかの清涼剤のよう。
野鳥のさえずりを聞くと、単純ですが、とても幸せな気持ちになります。姿は見えなくても、美しいさえずりにうっとりしたり、素朴な声にホッとしたり、巡る季節を教えてくれたり・・・小さな体で逞しく生き抜く彼らを心から敬愛しています。いつまでも野鳥の声が響き渡る大地でありますように。
真夏の旭岳

天人峡 第一公園にて 8月
旭岳の“表の顔”と言えば、旭岳ロープウェイを下りてから見える馬蹄形をした山のイメージが強いと思いますが、旭岳は北海道最高峰なだけにどこから見てもひときわ雄大で特別な存在感を放っています。
今回、私が出展した「真夏の旭岳」は天人峡 第一公園から撮影しました。
東川町天人峡温泉の登山口からスタート。急登を登り切り、1時間ほどで滝見台に到着。さらに3.5kmほど進むと第一公園と呼ばれる高層湿原に到着します。第一公園には木道が整備され、初夏にはワタスゲ、エゾカンゾウ、タチギボウシなどのお花が出迎えてくれますが、健脚者向きのロングルートのため、登山者は少なくいつも静寂に包まれています。
ここから見る旭岳は重厚で、どっしりとした山容は北海道最高峰の威厳に満ちています。秋の紅葉もおすすめです。
今回、私が出展した「真夏の旭岳」は天人峡 第一公園から撮影しました。
東川町天人峡温泉の登山口からスタート。急登を登り切り、1時間ほどで滝見台に到着。さらに3.5kmほど進むと第一公園と呼ばれる高層湿原に到着します。第一公園には木道が整備され、初夏にはワタスゲ、エゾカンゾウ、タチギボウシなどのお花が出迎えてくれますが、健脚者向きのロングルートのため、登山者は少なくいつも静寂に包まれています。
ここから見る旭岳は重厚で、どっしりとした山容は北海道最高峰の威厳に満ちています。秋の紅葉もおすすめです。
