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北海道環境局

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~

2026年07月17日
支笏湖 奥脇百花

支笏洞爺国立公園

支笏洞爺国立公園管理事務所 アクティブ・レンジャー 奥脇 百花

温顔


モラップ 1月
 
支笏湖周辺には、湖岸沿いにテントを張ることができるキャンプ場が 2 か所あります。
いずれも冬季は閉鎖されますが、野生動物にとっては雪に覆われた静かなキャンプ場も大切な冬の生活の場です。
降り積もった雪の上には、シカをはじめ、キツネやウサギなど沢山の足跡(フィールドサイン)が残されており、
姿が見えなくても確かに命が息づいていることを感じさせてくれます。
シカは、市街地から支笏湖へ向かう道中でも道路脇で見かけることがあるほど、この地域に広く生息しています。
写真のシカは、穏やかな表情をしていました。
厳しい自然の中でたくましく生きるその姿は、私たちに自然とともに生きることの大切さを静かに語りかけているようにも感じられます。
日常に少し疲れたときは、支笏湖の雄大な景色の中で深呼吸をしてみてください。
きっと、シカのような穏やかな気持ちになれるはずです。

余燼の空


支笏湖 9月
 
支笏湖は、およそ 4 万年前に起きた激しい火山活動によって誕生したカルデラ湖(噴火後にできた凹地に雨水や地下水などが溜まってできる湖)です。
支笏湖の周囲には、噴火によって形成された火山である樽前山、風不死岳、恵庭岳があります。
この写真の右側に写っている大きな黒い山は恵庭岳で、支笏湖ビジターセンター付近の湖岸沿いから撮影しました。
撮影したのは 9 月頃で、支笏湖の地域住民によって行われる支笏湖神社例大祭が終わった後でした。
地域の人でも 珍しいと思うほど、支笏湖が沈みかけた太陽に照らされて真っ赤に染まり、まるでお祭りの熱気がまだ残っているかのような特別な瞬間でした。
いつもは底が透けて見えるほど透明で真っ青な支笏湖ですが、この日は周囲にそびえる恵庭岳が湖面に黒い影を映し、より一層存在感を放っていました。