
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~
2026年07月17日
洞爺湖
支笏洞爺国立公園
洞爺湖管理官事務所 アクティブ・レンジャー 幸村 和実
歓声

羊蹄山 7月
この日は登山開始から小雨模様で、標高が上がるにつれ霧が濃くなっていきました。真狩登山口から登ること 4 時間。避難小屋周辺は、濃霧に覆われ視界は真っ白でした。
本来この辺りは、エゾカンゾウ、チシマフウロ、イワブクロ、エゾノツガザクラなどの高山植物が咲き乱れる花の楽園です。しかしこの日は、あいにくの霧。それでも私は、花たちを写真に収めようと、撮影を続けていました。しばらくすると、離れた場所から歓声が上がりました。そちらに目を向けると、雲が割れ、青空がのぞいてきたのです。濃霧の中から一気に青空が広がり、景色が鮮やかに姿を現していく様子は、まさに圧巻でした。
共演

壮瞥公園 5月
洞爺湖周辺には、実は梅を楽しめるスポットが多くあります。月浦や洞爺湖温泉、そして壮瞥公園。なかでも壮瞥公園は、梅の名所として知られています。洞爺カルデラの外輪にあるこの公園は、高台ならではの眺望が魅力。眼下には洞爺湖が広がり、有珠山・昭和新山、羊蹄山まで見渡すことができます。休日は多くの人でにぎわいますが、この日は晴れた平日の早朝に訪れてみました。春の穏やかな朝は、湖面が鏡のようになることが多く、より景色は際立ちます。四季を通して気軽に絶景を楽しめる洞爺湖ですが、洞爺湖、中島、羊蹄山そして一面の梅。それぞれが引き立てあう春の風景は、まさに自然の共演です。梅のやさしい香りがあたりを包み、時間を忘れてしまうほどの心地よさでした。
