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北海道環境局

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~

2026年07月17日
洞爺湖 幸村 和実

支笏洞爺国立公園

洞爺湖管理官事務所 アクティブ・レンジャー 幸村 和実

歓声


羊蹄山  7月
 
 9 合目にある羊蹄山避難小屋。毎年 7 月と 9 月に、トイレの汚水処理システムの点検に立ち会っています。現在の羊蹄山避難小屋は、平成 26 年(2014 年)に環境省が、老朽化した旧避難小屋の隣に建設したものです。北海道の山岳トイレとしては、はじめて無放流方式のトイレを採用し、現在も運用しています。
 この日は登山開始から小雨模様で、標高が上がるにつれ霧が濃くなっていきました。真狩登山口から登ること 4 時間。避難小屋周辺は、濃霧に覆われ視界は真っ白でした。
 本来この辺りは、エゾカンゾウ、チシマフウロ、イワブクロ、エゾノツガザクラなどの高山植物が咲き乱れる花の楽園です。しかしこの日は、あいにくの霧。それでも私は、花たちを写真に収めようと、撮影を続けていました。しばらくすると、離れた場所から歓声が上がりました。そちらに目を向けると、雲が割れ、青空がのぞいてきたのです。濃霧の中から一気に青空が広がり、景色が鮮やかに姿を現していく様子は、まさに圧巻でした。

共演


壮瞥公園 5月
 
 洞爺湖周辺には、実は梅を楽しめるスポットが多くあります。月浦や洞爺湖温泉、そして壮瞥公園。なかでも壮瞥公園は、梅の名所として知られています。洞爺カルデラの外輪にあるこの公園は、高台ならではの眺望が魅力。眼下には洞爺湖が広がり、有珠山・昭和新山、羊蹄山まで見渡すことができます。休日は多くの人でにぎわいますが、この日は晴れた平日の早朝に訪れてみました。春の穏やかな朝は、湖面が鏡のようになることが多く、より景色は際立ちます。四季を通して気軽に絶景を楽しめる洞爺湖ですが、洞爺湖、中島、羊蹄山そして一面の梅。それぞれが引き立てあう春の風景は、まさに自然の共演です。梅のやさしい香りがあたりを包み、時間を忘れてしまうほどの心地よさでした。