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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
支笏洞爺国立公園 支笏湖地区(定山渓・支笏湖)の情報を、アクティブ・レンジャー奥脇が発信しています

支笏湖の自然を守る協力金のしくみ

2026年05月29日
支笏湖 奥脇百花
皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
支笏湖周辺は、春らしい気候となっており、野鳥のさえずりを楽しめる季節となってきました。
暖かな日が増え、湖畔を散策したり、自然の中でゆったりとした時間を過ごしたりするのに心地よい季節です。
支笏湖温泉街周辺でも、景色を楽しみながら過ごされる方の姿を多く見かけるようになりました。
支笏湖にはお車でお越しになる方も多く、温泉街の駐車場に車を停め湖畔を散策したり、
広場でゆっくり過ごしたり、食事を楽しんだりしている方を多く見かけます。
また、支笏湖ビジターセンターで自然情報を学んだり、カヌーやSUPなどの体験を楽しんだりする方もいらっしゃいます。
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千歳川でカヌー体験
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支笏湖商店街
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支笏湖ビジターセンター
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支笏湖温泉街利用の様子
このようにさまざまな楽しみ方ができる支笏湖ですが、温泉街の駐車場を利用する際には、
自然公園財団の職員の方が駐車場の入口に立ち、500円の「協力金」をお願いしています。
このことに、少し疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、皆様にご協力いただいている「協力金」の役割についてご紹介します。

500円の役割とは?

支笏湖温泉街の駐車場では、車を停める際に、環境維持のための「協力金」として自然公園財団より500円のお支払いをお願いしています。
「湖を見るだけなのに、なぜお金を払う必要があるのか」と感じる方もいるかもしれません。
これは「受益者負担」という考え方に基づいています。自然環境や施設などの恩恵を受ける方に、
その維持に必要な費用の一部をご負担いただく仕組みです。
支笏湖は高い透明度を誇る湖として知られていますが、その美しさは自然の力だけでなく、
自然公園財団による取り組みをはじめとする、日々の維持管理によって支えられています。
皆様からいただいた協力金は、主に以下のような活動に活用しています。
  • 遊歩道や施設の修繕、安全対策
  • 湖周辺や公共施設の清掃
  • ゴミ処理や環境保全などの維持管理
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駐車場の白線引き
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落ち葉清掃
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ゴミ拾い
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施設内清掃
こうした日々の管理により、支笏湖の美しい自然環境が守られています。
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翠明閣付近からの景色

自然を守るということ

支笏湖の澄んだ水や、周囲の森や山々の景色は、かけがえのない大切な財産です。
しかし自然は無限ではなく、一度損なわれると元に戻すことは簡単ではありません。
例えば、木を一本切ったとして、そこからまた元の大きさまで成長するには、数十年かかります。
受益者負担の仕組みは、「自然を楽しむ私たち自身が、その保全に関わる」ということでもあると考えています。
協力金について負担に感じるのではなく、
未来へ美しい自然を引き継ぐための「投資」のようなイメージを持ってご協力いただけると良いのではないでしょうか。

終わりに

支笏湖ではみなもあパーク(第5駐車場)の水辺利用の際にも、
国立公園支笏湖運営協議会が維持管理に利用するため、同じように協力金のお願いをしております。
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みなもあパーク(第5駐車場)
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第5駐車場入口
また、他の国立公園や山小屋など、さまざまな場所で協力金をお願いしている場所に訪れることもあると思います。
その自然の中で過ごす時間や、体験を支えるものと考えると、その価値を感じていただけるかもしれません。
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オオアカゲラ
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シマエナガ
支笏湖へお越しの際は、ぜひこの仕組みについても少し思い出していただき、ご協力いただけますと嬉しいです。
また、周辺ではシカが道路に飛び出してくることがありますので、安全運転でお越しください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。