
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
えりもワクワク森林づくり植樹祭
2026年06月05日
えりも
こんにちは!えりも自然保護官事務所の杉浦です。
5月26日、えりも町・えりも岬の緑を守る会主催の「えりもワクワク森林づくり植樹祭」に参加しました。この植樹祭には、町内の小学生、えりも漁協、航空自衛隊、日高振興局、セブン-イレブン記念財団など約230名が参加し、カシワ160本、オオヤマザクラ14本の植樹が行われました。
5月26日、えりも町・えりも岬の緑を守る会主催の「えりもワクワク森林づくり植樹祭」に参加しました。この植樹祭には、町内の小学生、えりも漁協、航空自衛隊、日高振興局、セブン-イレブン記念財団など約230名が参加し、カシワ160本、オオヤマザクラ14本の植樹が行われました。
「えりも砂漠」
なぜえりも町で植樹を行っているのか?それは、こんな歴史があるからです。
今はたくさんの緑があるえりも岬ですが、かつては、家畜の放牧のための開拓、燃料として利用するための木々の伐採によって森林が失われ、砂漠化が進み、「えりも砂漠」と呼ばれる荒れた土地が広がっていました。
えりも特有の強風によって土は沖合10㎞にまで飛ばされ、海は濁り、海藻類は根腐れを起こし、回遊魚や沿岸の魚も減少しました。また、戸や窓を閉め切っても家の中まで砂が入り込み、生活にも支障をきたす状態でした。
このような状況を脱するため、昭和28年にえりも岬の緑化事業がスタートしました。
緑化の第一歩は、砂漠化した大地に草を生やすこと(草本緑化)です。しかし、えりも特有の強風によって、まいた種は発芽する前に飛ばされ、せっかく発芽しても根付く前に飛ばされるなど、緑化事業は困難を呈しました。
何年もの試行錯誤の結果、まいた種を雑海藻で覆うことで、種が風で飛ばされるのを防ぐことに成功しました。また、この雑海藻は発芽後の肥料の役割を果たし、緑化が前進しました。
その後も、植樹に適した苗木の選定、防風柵の立て方など様々な試行錯誤を経て、現在の豊かな森林に成長しました。
今はたくさんの緑があるえりも岬ですが、かつては、家畜の放牧のための開拓、燃料として利用するための木々の伐採によって森林が失われ、砂漠化が進み、「えりも砂漠」と呼ばれる荒れた土地が広がっていました。
えりも特有の強風によって土は沖合10㎞にまで飛ばされ、海は濁り、海藻類は根腐れを起こし、回遊魚や沿岸の魚も減少しました。また、戸や窓を閉め切っても家の中まで砂が入り込み、生活にも支障をきたす状態でした。
このような状況を脱するため、昭和28年にえりも岬の緑化事業がスタートしました。
緑化の第一歩は、砂漠化した大地に草を生やすこと(草本緑化)です。しかし、えりも特有の強風によって、まいた種は発芽する前に飛ばされ、せっかく発芽しても根付く前に飛ばされるなど、緑化事業は困難を呈しました。
何年もの試行錯誤の結果、まいた種を雑海藻で覆うことで、種が風で飛ばされるのを防ぐことに成功しました。また、この雑海藻は発芽後の肥料の役割を果たし、緑化が前進しました。
その後も、植樹に適した苗木の選定、防風柵の立て方など様々な試行錯誤を経て、現在の豊かな森林に成長しました。
(参考:えりも町ホームページ「百人浜緑化事業」)
植樹祭に参加し、えりも町の緑化事業について詳しく調べたことで、現在の豊かな森になるまでに、多くの困難や努力があったことを知りました。
今では、かつて砂漠のような場所だったとは想像できないほど木々が生い茂り、その間からは鳥のさえずりが聞こえてきます。このような豊かな森林が、再び砂漠に戻ることがないように、みんなで守り、育てていくことが大切だと感じました。
植樹祭の様子