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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
支笏洞爺国立公園 支笏湖地区(定山渓・支笏湖)の情報を、アクティブ・レンジャー奥脇が発信しています

樽前山雪どけレポート~2026~

2026年06月23日
支笏湖 奥脇百花
皆様こんにちは。支笏洞爺国立公園管理事務所の奥脇です。
支笏湖周辺は気温も上がり、夏らしい気候になってきました。
支笏湖の周辺には、風不死岳や紋別岳、恵庭岳などの山々がありますが、
冬から春にかけての見どころの一つは、樽前山の雪どけの様子ではないでしょうか。
雪が積もって真っ白だった山肌が、徐々にゼブラ柄のように変化し、雪どけが進んでいく様子は、支笏洞爺国立公園の春の風物詩の1つです。

今回は、3月末から6月頭にかけて撮影した写真とともに、樽前山の雪どけの移り変わりをご紹介します。
 
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3月26日
ポロピナイ付近から撮影した樽前山からスタートです。
鏡面現象で支笏湖に樽前山(左)と風不死岳(右)が映り込んでいます。湖面には薄い氷が張っていました。
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4月3日
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4月15日
曇りの日でも鏡面現象が起きていると気分が上がります。だんだんと気温が上がり、樽前山もゼブラ柄になってきています。
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4月23日
少しだけ雪が降りました。
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4月27日
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5月7日
ゴールデンウィーク中にも雪どけが進み、連休明けには地表の見える部分がほとんどになっていました。
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5月11日
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5月18日
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5月27日
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6月2日
3月には真っ白だった樽前山も、6月頭にはここまで雪どけが進みました。

6月2日に撮影した写真を見ていただくと分かりやすいと思いますが、
写真左側の樽前山は、写真右側の風不死岳と比較すると、低い位置から高い樹木が生育していません。
樽前山は現在も火山活動が続いており、標高は1,041mと風不死岳(1,103m)と同じくらいの高さですが、森林限界は低いところから始まります。
火山活動により、不安定で栄養分に乏しい表土が形成されていることや、海霧により夏の気温が低いことなどの条件が関係していると考えられています。
(参考文献:支笏湖の人と自然 編集委員会(2007年)『支笏湖の人と自然 Nature and Lives in Lake Shikotsu-ko』)
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イワブクロ(タルマイソウ)
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コメバツガザクラ
樽前山は17~18世紀頃に大規模な火砕流(火砕流:高熱の岩石や破片が斜面を流れ下る現象)を発生させており、
その時の堆積物に覆われているため、なだらかな地形をしています。
また、高山植物は背丈の低いものが多いため、雪が積もると地表面が白く覆われ、写真のように山全体が真っ白に見えます。


今度は樽前山にアップしてみました。
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4月3日
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4月8日
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4月13日
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4月27日
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5月7日
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6月2日

終わりに

3月頃と比べると、この2~3か月でほとんど雪がとけました。ついにグリーンシーズンを迎え、登山を楽しまれる方も多くなる季節ですね。
支笏湖周辺には、樽前山をはじめ、風不死岳、恵庭岳、紋別岳、イチャンコッペ山など、
沢山の山がありますので、ぜひ支笏湖にも訪れてみてはいかがでしょうか。
登山の際は、体調管理や装備を万全にし、安全に留意しながら、その土地ならではの動植物や景色を楽しんでいただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

「環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~」


支笏湖では9/2~9/23に開催します!


場所:支笏湖ビジターセンターの多目的室
(9月の開館時間 9:30~17:30 期間中無休)

皆様のご来場、お待ちしております。
 
 
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