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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

レブンアツモリソウの季節と、ひたすらカウントの日々!

2026年06月15日
稚内 工藤愛加

はじめてのカウント調査

はじめまして。
ご挨拶が遅くなりました。2026年4月より、礼文島・クッチャロ湖を担当しております、
アクティブ・レンジャーの工藤愛加(くどう まなか)です。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
5月下旬から6月上旬、礼文島では島を代表する花「レブンアツモリソウ」の季節を迎えました。
クリーム色で袋状の、かわいらしいお花がたくさん咲いています。

この時期、アクティブ・レンジャーの仕事はというと―――

カウントです。
本当に、ひたすらカウントです!
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カウントの様子➀
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カウントの様子②
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カウントの様子③
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カウントの様子④
島内の複数の生育地を回り、開花状況を一つひとつ確認していきます。

調査は、環境省、林野庁、礼文町などの関係者の皆さまと連携し、生育地ごとに担当を分担しながら、
それぞれの場所でカウントを進めていきます。

環境省担当分の調査では、礼文担当の私だけではなく、
自然保護官の皆さんや他地域担当のアクティブ・レンジャーも加わり、事務所総出でカウントを進めます。

天気と開花のタイミング

実際にやってみて分かったことは、このカウントが
天気との戦い”であると同時に、“開花タイミングの見極め”が必要になる作業であることでした。

晴れていればよい、という単純な話ではありません!
晴天すぎるとレブンアツモリソウは白飛びして発見が難しく、雨の日は記録がしづらく、霧が出れば遠くの個体が確認できなくなります。
▲晴天の日の調査です。レブンアツモリソウ、いくつ見つけられますか?▲
※次回のAR日記で答えを載せます※

そして礼文島といえば、やはり風。容赦なく吹いてきます。
双眼鏡をのぞく視界は安定せず、記録用紙が飛ばされそうになることもありました。
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▲強風にあおられるレブンアツモリソウです。
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▲まったく同じ位置の一秒後の写真です。
理想は、
「風が弱く、曇りで、霧が少ない日」。
なかなか巡り合えない条件の中、その都度状況を見極めながら調査を進めていきます。

さらに難しいのが、開花のタイミングです。
レブンアツモリソウは、生育している場所によって開花時期にずれがあり、毎年同じ時期に一斉に咲くわけではありません。

早く開花する地点で咲き始めが確認されると、
その後の開花の進み具合を気にしながら、次の調査のタイミングを考えていきます。

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▲開花時期が適切だと見つけやすいけど…
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▲開花時期を外すと調査の難易度が上がります
足元に気を付けながら、双眼鏡やスコープを使って一つひとつ数えていく作業は、想像以上に根気のいるものでした。
 
そんな中で、強風に耐えながら咲くレブンアツモリソウの姿が印象に残っています。
かわいらしい見た目に反して、とてもたくましい花なのだと感じました。

今年は、昨年と比べて数が増えている地点も見られ、少しほっとする結果となりました。
レブンアツモリソウは、ただ”きれいな花”というだけでなく、こうした地道な調査や保護の取り組みの積み重ねによって守られている存在です。
今回のカウント業務は、そんなことを実感する時間でもありました。
 
これからも、関係機関や地域の皆さまと連携しながら、礼文島の大切な自然を守る一員として取り組んでいきたいと思います。

最後に

今年度の私のお気に入りのレブンアツモリソウを紹介します。
船泊の群生地で見つけた、花弁の形が垂れ耳のようなかわいいレブンアツモリソウです!


▲まるであつもん(礼文町のマスコットキャラクター)