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北海道環境局

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~

2026年07月17日
東川 渡邉 あゆみ

大雪山国立公園

東川管理官事務所 アクティブ・レンジャー 渡邉あゆみ

初夏、山に広がる白の絨毯


富良野岳 6月
 
「花の百名山」にも数えられる富良野岳は、十勝岳連峰の南端に位置する山です。火山活動が比較的早く終わったため、多種多様な高山植物が咲き誇ります。
十勝岳温泉から登るルートは、登山口から標高差約670mで山頂に到達できることから、登りやすいコースとして人気があります。全国から訪れる登山者はもちろん、登山初心者や、長年大雪山を歩き続けるリピーターまで、幅広い層に愛され、毎年登りたくなる魅力を持つ山です。
特に有名なのが、6月下旬から7月上旬にかけて、頂上直下に広がるエゾノハクサンイチゲの大群落。斜面一面に白いお花がモサモサと咲き広がる様子は圧巻です。さらに、雪田植生を象徴するチングルマやチシマノキンバイソウ、チシマフウロなど色とりどりの花々が登山道の両側を彩ります。歩みを進めるたびに違う花景色が展開され、そのたびに歓声を上げながら登ってしまうほどです。
今年はどんなお花畑が広がるのだろうかと、今から楽しみにしています。

日本一広大なチングルマの花畑


裾合平 7月
 
旭岳ロープウェイの姿見駅舎を出て、旭岳の裾を北に進み、ゆるやかなアップダウンを越えると約2時間で「日本一広いチングルマのお花畑」と出会える”裾合平”に到着します。
チングルマは北海道~本州中部地方に分布しているメジャーな高山植物ですが、ここまでのスケールで見られるのは国内では大雪山だけ。更に大雪山の中でも、ここ裾合平が最も広いチングルマのお花畑と言われています。桁違いの広がりと、地面を埋め尽くすように咲く密度の濃さに圧倒され、感嘆の声を上げずにはいられません。
まるで映画のセットのような美しさですが、これは私たちの生活とそう遠くない場所にある自然。写真で見返しても思わず深呼吸をしたくなるような、体の中が入れ替わるような清々しさを感じることができます。
いつも、いつも、ありがとう!大雪山♡♡
大雪山の自然の偉大さ、ありがたみが五臓六腑に行き渡った一日でした。