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北海道環境局

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

新ひだか自然保護官事務所に着任しました!&アポイ岳・えりも町での活動報告

2026年07月06日
新ひだか 水嶋 太郎
皆さま、こんにちは。
6月1日付けで新ひだか自然保護官事務所に着任しました、アクティブ・レンジャーの水嶋です。
これから日高山脈の雄大な自然環境のなかで活動できることを大変嬉しく思っています。
初めてのAR日記投稿となりますが、どうぞよろしくお願いいたします!

今回は、着任してすぐとなる6月の取組について、2つの活動をご報告します。

アポイ岳盗掘防止キャンペーン・パトロールと、岩場を彩る高山植物たち

まずは、様似町にあるアポイ岳での活動です。
日高振興局が事務局を務めるアポイ岳保全対策協議会の構成機関で
高山植物の盗掘防止キャンペーン及びパトロールを実施しました。

アポイ岳は日高山脈の中では比較的登りやすく、
アポイ山塊にのみ分布する固有の高山植物を楽しむことができる素晴らしい山です。
貴重な高山植物を本来の自然の姿のままで楽しんでいただくため、
登山者の皆さまへ盗掘防止の啓発活動を行いました。
代替テキスト
パンフレットを見せながら盗掘防止について説明
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山頂から稜線や海を見下ろすパトロール風景
無理のない登山利用の面では、登山者の皆さまがしっかりとした登山装備で
山歩きを楽しんでいらっしゃる様子も伺え、大変頼もしく感じました。

キャンペーン後のパトロールでは、逞しく咲き誇る花々に出会うことも。
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エゾコウゾリナ
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アポイアズマギク
こうした険しい岩場のなかで、美しく力強く咲き続ける姿を見ていると、
自然の生命力の奥深さに改めて感動させられます。 

襟裳岬・百人浜植物観察会に同行し、植物調査

続いては、えりも町の海沿いの植生を見て回る植物観察会に同行させていただきました。
ご一緒したのは「えりも花ファンクラブ」の皆さまです。
地元えりも町の自然や花々をこよなく愛し、観察会を通じてその魅力を発信しながら
保全活動にも取り組まれています。 

まずはハマヒルガオの群生地へ。

山並みと太平洋をバックに、まるで淡いピンクの絨毯を敷き詰めたような光景が広がります。
皆さん、思い思いの角度から夢中になってシャッターを切っていました。

よく見ると、隙間から黄色い顔をひょっこりと出しているハマニガナも。

ここからは所々車で移動しながら付近を散策し、襟裳岬・百人浜までのルートを見て回ります。
襟裳岬周辺は霧に包まれており、見晴らしの良い絶景はお預けとなってしまいましたが、
白いベールに包まれた静寂の世界は、晴れの日とはまた違う神秘的な雰囲気を漂わせていました。

続いて向かった百人浜付近では、「えりも花ファンクラブ」の皆さまに教えていただき、嬉しい発見が。
足元の草地にひっそりと咲く、淡いピンク色の「トキソウ」です。

自分一人では気付かずに通り過ぎてしまいそうなほど小さな花ですが、
地域の方々の「えりもの花を愛する目」のおかげで出会うことができました。
私も早く皆さんのように、隠れた魅力を見つけられるようになりたいと実感した瞬間です。
 
今回出会った景色や植物を日高山脈襟裳十勝国立公園の魅力としてPRするなど、
今後の普及啓発に活用していきたいと思います。

最後に

着任してまだ日は浅いですが、今回の活動を通じて、
日高山脈襟裳十勝国立公園が誇る手つかずの自然の豊かさ、
そしてそれを守り楽しむ地域の方々の温かさを早速肌で感じることができました。

今はまだ、見るものすべてが新鮮で、学ぶことばかりの毎日です。

この類まれな美しい風景と貴重な生態系を未来へしっかりとバトンタッチしていけるよう、
これからアクティブ・レンジャーとして、現場での調査から事務所での業務まで、
一つひとつの仕事に取り組んでまいります!