
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
環境省アクティブ・レンジャー写真展 ~北の自然の舞台裏~
2026年07月17日
羽幌
国指定天売島鳥獣保護区
羽幌自然保護官事務所 希少種保護増殖専門員 岩原 真利
潮騒に入り交じる春告ぐ声/ウミネコ

天売島 4月
3月に入ると島の南部にある黒崎海岸は一面白い点々で覆いつくされ、波の音に入り交じりウミネコが鳴き交わす声でとても賑やかになります。島でウミネコが鳴き交わしながら舞い始めると、いよいよ春の訪れです。
以前は、天売島に200頭以上のノラネコが生息しており、海鳥の捕食被害が問題となっていましたが、2012年から関係機関と協力しノラネコ対策を実施したことから、ノラネコの生息数は減少し、2017年以降黒崎海岸ではウミネコの大規模なコロニーが見られるようになりました。ウミネコで埋めつくされる海岸は圧巻の光景です。
以前は、天売島に200頭以上のノラネコが生息しており、海鳥の捕食被害が問題となっていましたが、2012年から関係機関と協力しノラネコ対策を実施したことから、ノラネコの生息数は減少し、2017年以降黒崎海岸ではウミネコの大規模なコロニーが見られるようになりました。ウミネコで埋めつくされる海岸は圧巻の光景です。
森の番人/トラフズク

天売島 6月
天売島というと、世界有数の貴重な海鳥繁殖地というイメージが強いですが、島の中心部には森があります。かつて水不足に悩まされ、その解決策として先人たちが地道に森作りを始め、森を守りながら次世代につないできたという歴史があります。そして今も森を守る取り組みは続いており、何世代にも渡り大切にされてきた森は少しずつ大きくなり、水源林としての重要な役割を担い、流れ出す森からの栄養が海に豊かさをもたらしています。また森は渡り鳥たちの大事な中継地であり、陸鳥類の営巣場所でもあります。そんな森を6月の夕暮れに歩いてみるとトラフズクがひっそりと佇んでいました。木の上からじーっとこっちを見据え、まるでこの森を静かに見守っているようでした。
