
アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]
ゼニガタアザラシ個体数調査
2026年09月24日
えりも
こんにちは!えりも自然保護官事務所の杉浦です。
本州などでは、まだまだ暑い日が続いているようですが、9月に入り、えりもはすっかり涼しくなりました。肌寒い日も増え、秋の気配が深まっています。
今回の日記では、えりも自然保護官事務所で行っている、ゼニガタアザラシ個体数調査についてお伝えしようと思います。
襟裳岬の沖合には、たくさんの岩礁が連なっています。その岩礁の上では、ゼニガタアザラシが体を休めたり、子育てをしたりしています。岩礁上にいるアザラシたちを上空からドローンで撮影し、撮影した画像から個体数を数えるというのが、私たちが行っている「ドローンを用いたゼニガタアザラシ個体数調査」です。
以前の日記で、「ドローンの勉強&練習中です!」と投稿しましたが、無事、一人でドローンを飛ばし、調査ができるようになりました!!👏
本州などでは、まだまだ暑い日が続いているようですが、9月に入り、えりもはすっかり涼しくなりました。肌寒い日も増え、秋の気配が深まっています。
今回の日記では、えりも自然保護官事務所で行っている、ゼニガタアザラシ個体数調査についてお伝えしようと思います。
襟裳岬の沖合には、たくさんの岩礁が連なっています。その岩礁の上では、ゼニガタアザラシが体を休めたり、子育てをしたりしています。岩礁上にいるアザラシたちを上空からドローンで撮影し、撮影した画像から個体数を数えるというのが、私たちが行っている「ドローンを用いたゼニガタアザラシ個体数調査」です。
以前の日記で、「ドローンの勉強&練習中です!」と投稿しましたが、無事、一人でドローンを飛ばし、調査ができるようになりました!!👏
なんのために調査するの?
調査によって得られたデータは、会議などで報告し、「アザラシの数や利用する岩礁に変化はないか」「これからどんな調査や取り組みが必要なのか」など検討します。ゼニガタアザラシの数が減りすぎたり、増えすぎたりすることを防ぐためには「今、どのくらいの数のアザラシがいるか」を知ることが大切です。そのために、えりも自然保護官事務所では、ゼニガタアザラシ個体数調査を行っています。
ドローンで撮影!
調査は、アザラシたちが岩礁に上がっているタイミングを見計らうところから始まります。ここで重要なのが「干潮」です。潮が引いて多くの岩礁が現れ、アザラシたちが岩礁の上にたくさん上がっている時間に合わせてドローンを飛ばします。また、調査地である襟裳岬は、風速10m/sの風が吹く日が年間260日以上という強風地帯。そのため、ドローンの飛行ができる風速かをチェックすることも重要です。強風の中、無理に飛行させれば墜落の危険も…。
ドローンを飛行させる際には、アザラシたちを驚かせてしまわないよう、高度60m以上の上空から岩礁を撮影します。ドローンにはルートが登録してあり、毎回同じ場所を同じように撮影することができます。一度の飛行は約20分で、1000枚以上の写真を撮影します。
ドローン飛行中は、風の強さや向きの変化、ドローンのバッテリーの残量をこまめに確認し、このまま飛行を継続しても大丈夫か見極めたり、アザラシたちの様子の変化(何かに驚いて一斉に海に入ってしまう等)はないかを確認したり…いろいろなことを気にかける必要があります。
ドローンを飛行させる際には、アザラシたちを驚かせてしまわないよう、高度60m以上の上空から岩礁を撮影します。ドローンにはルートが登録してあり、毎回同じ場所を同じように撮影することができます。一度の飛行は約20分で、1000枚以上の写真を撮影します。
ドローン飛行中は、風の強さや向きの変化、ドローンのバッテリーの残量をこまめに確認し、このまま飛行を継続しても大丈夫か見極めたり、アザラシたちの様子の変化(何かに驚いて一斉に海に入ってしまう等)はないかを確認したり…いろいろなことを気にかける必要があります。
撮影のつぎは・・・
撮影が終わったら、次はパソコンでの作業です。撮影したたくさんの写真を取り込み、オルソ化(歪み補正)します。
そして、ここからAIによるゼニガタアザラシ自動カウントシステム『Seals123』の出番です。オルソ化した画像をAIで解析し、岩礁の上にいるゼニガタアザラシの数をカウントしていきます。
そして、ここからAIによるゼニガタアザラシ自動カウントシステム『Seals123』の出番です。オルソ化した画像をAIで解析し、岩礁の上にいるゼニガタアザラシの数をカウントしていきます。
しかし、ゼニガタアザラシと岩礁の色はそっくり。アザラシっぽい岩礁、岩礁っぽいアザラシを、賢いAIでも見間違えることがあります。間違いがないかを確認し、修正するのは人間の仕事です。
『Seals123』が開発される前は、すべてのアザラシを一頭ずつ人の目で数えていました。たくさんのアザラシを数えるには、膨大な時間、労力がかかります。また、見落としなどの可能性も出てきます。
そこで、酪農学園大学の小川教授らによって開発されたマガンの自動カウントシステム『Goose123』をもとに、えりものゼニガタアザラシ向けに開発を依頼。こうして『Seals123』が誕生し、より早く、より正確にカウントができるようになりました。
先日、『Seals123』を開発した、酪農学園大学の小川教授、ソフトウェア開発会社の方々がえりもを訪れ、システム改良のための現地調査、打ち合わせが行われました。
そこで、酪農学園大学の小川教授らによって開発されたマガンの自動カウントシステム『Goose123』をもとに、えりものゼニガタアザラシ向けに開発を依頼。こうして『Seals123』が誕生し、より早く、より正確にカウントができるようになりました。
先日、『Seals123』を開発した、酪農学園大学の小川教授、ソフトウェア開発会社の方々がえりもを訪れ、システム改良のための現地調査、打ち合わせが行われました。
天候や風を見極め、なるべくたくさんのデータが得られるよう、これからも調査を頑張ります!
襟裳岬でドローンを飛ばしている我々を見かけたときには、ぜひ、声をかけてくださいね~😆
襟裳岬でドローンを飛ばしている我々を見かけたときには、ぜひ、声をかけてくださいね~😆
環境省アクティブ・レンジャー写真展開催中!