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北海道環境局

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

石から学ぶ大地のひみつ!「こども鉱物教室 in 様似町」

2026年10月19日
新ひだか 水嶋 太郎
皆さま、こんにちは。
今回は、本公園の関係市町村に暮らす小学生の子どもたちに、
日高山脈襟裳十勝国立公園の魅力や私たち環境省のレンジャーの活動について
楽しく知ってもらうための、普及啓発イベントの模様をご紹介します。

環境省が推進する「子どもパークレンジャー事業」として、
アポイ岳ジオパーク推進協議会との共催で「こども鉱物教室 in 様似町」を開催しました。

当日は町内外から集まった小学4~6年生の子どもたちと
その保護者、スタッフを合わせ、総勢40名が参加。
素晴らしい秋晴れに恵まれ、元気いっぱいに充実した一日のスタートです。

開会式:お揃いの缶バッジで、いざ出発!

受付では、参加してくれた子どもたち全員に
「子どもパークレンジャー缶バッジ」をプレゼントしました。
胸元にお揃いのバッジをつけた瞬間から、みんな立派なパークレンジャーの一員です。
なお、このバッジは、環境省レンジャーの制服のワッペンのデザインを模したものです。

開会式では、参加メンバーの顔合わせや、この日一日のスケジュールの確認を行い、
早速フィールドワークへ出発です。

午前の部:幌満川の河原で「石のひみつ」を探る

午前中は、様似町内を流れる幌満川の周辺をフィールドとして野外観察を行いました。
まずは雄大な幌満峡を見学し、周囲のダイナミックな地形や切り立った岩石、
清らかな川の環境を肌で感じ取ります。

その後は河原へ降りて、お待ちかねの「石探し」の始まりです。

子どもたちは河原を歩き回り、自分の直感で「これだ!」と思う
お気に入りの石や砂を拾い集めていきました。
色合いや形、大きさ、表面の模様、そして手触りや硬さなどを比べます。

普段は何気なく目にしている石も、こうして一つひとつ手に取って比べてみると、
種類によって全く表情が違うことに気がつきます。
アポイ岳周辺の大きな特徴である「かんらん岩」についても学びながら、
この壮大な大地がどのようにして誕生したのか、その謎解きを楽しみました。

午後の部:見て、触って、世界に一つの宝物をつくろう!

午後からは屋内に移動し、まずは私からお話をさせていただきました。
日高山脈襟裳十勝国立公園が誇る自然環境の特徴をはじめ、そのかけがえのない自然を守るために
環境省レンジャーが普段どのような役割を担っているのかを紹介しました。

その後は、お楽しみのワークショップ「岩石標本づくりと石磨き体験」に挑戦です。

岩石標本づくりでは、あらかじめ用意された多種多様な岩石をじっくりと観察し、
心惹かれた色や形のものを選び出して、
世界に一つだけのオリジナル標本として丁寧に整理していきます。


続いての石磨き体験では、自分で選び抜いた石を一生懸命に磨き上げました。
最初はくすんでいた表面から、
少しずつ鮮やかな色味や隠れていた美しい模様が浮き上がってきます。
「あっ、色が変わってきた!」「キラキラしてる!」と、自分の手の中で石が変化していく様子に、
子どもたちの目はすっかり釘付けになっていました。

閉会式:子どもパークレンジャーに認定!

今日一日の体験や発見をみんなで振り返り、閉会式の最後には、
がんばった子どもたち一人ひとりに、「子どもパークレンジャー認定証」を贈呈しました。


子どもたちが自然の中で自ら進んで学べる機会となるよう開催した今回のイベントでは、
「石を探し、見て、触って、磨く」という実体験を通じて、日高山脈襟裳十勝国立公園の
貴重な地質や大地の成り立ち、
そして本国立公園への関心を深めてもらえたのではないかと思います。

参加してくれた子どもたちが、これからも地元の自然に興味を持ち続け、
ふるさとの風景を誇りに思ってくれたら、私たち環境省レンジャーにとって
これ以上嬉しいことはありません。

開催にあたりご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

環境省アクティブ・レンジャー写真展開催中!