ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

北海道地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年11月24日サロベツの冬支度

利尻礼文サロベツ国立公園 青山留美子

事務所にいると、サハリンが見えるかどうかを気にしてしまう、サロベツ担当の青山です。

11月は、ちらほら雪が降りだし、積もっては解けるを繰り返し、一面銀世界の冬にいつ突入してもおかしくない、そんな毎日です。

そのため、幌延ビジターセンターのように来春5月まで冬期休館になったり、サロベツ湿原センターのように開館時間が10時~16時までへと短縮になったりと、それぞれ冬に向けての準備が始まります。

その一つとして、サロベツにある環境省の看板も、冬の間の風雪から守るべく、雪囲いを行いました。

昨年度までは、道路沿いにある看板等8基だけでしたが、

今年度は、木道上にある看板が新しくなった事を機に、全部で33基の看板の雪囲いを行いました。

パークボランティアの方にもお手伝い頂き、看板をシートで覆い、ロープで結んでいく作業を繰り返しました。

シートが風に飛ばされそうになりながら、その風が入りこまないよう意識してシートをたたみ、ロープで押さえます。

新しい形の看板もあり、どう包み、どう結ぶのか、手探りでの作業でした。

過去、風でバタバタあおられ続け、一冬で劣化したシートを見ているため、看板を守りつつもシートを守るつもりでいつも臨んでいます。

今年もできうる限り行いましたが、いつも「これで大丈夫か」心配はつきません。

冬の間行くことが困難になる所もあり、結果を見るのは大抵春になってからです。

この冬を無事越せることを祈りながら、雪に閉ざされるぎりぎりまで、確認と修正をしていきたいと思っています。

冬支度と共に、豊富町のサロベツ湿原センターでは、今年度も冬に木道工事を行うため、一部通行止めとなっております。19日には既に古い木道の撤去が始まっていました。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

通行止め区間以外の木道は利用可能ですので、どうぞご利用下さい。

寒さが増し、夕暮れも早くなり、外へ行くのも億劫になる季節ですが、思わぬ出会いが待っているかもしれません。

この間は、湿原を回り森に入った所で、シマエナガに出会えました♪

小さい雪だるまが枝についているかのように真っ白で、寒さも忘れしばらく見続けてしまいました。

工事や風雪をもろともせず、冬には冬の出会いが待っています♪

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2020年11月20日今年のサロベツ・エコモーDay

利尻礼文サロベツ国立公園 青山留美子

暖かい室内や車内から外に出る時に、勇気と覚悟が必要になってきている、サロベツ担当の青山です。

今年は様々なイベントが中止になっていますが、

サロベツでも例年行っていた自然再生をPRする一大イベント「サロベツ・エコモーDay」が、もれなく中止になりました。

そもそも「サロベツ・エコモーDay」とは......

サロベツでは、平成17年より、「湿原の自然再生」「農業の振興」「地域づくり」を目標とした自然再生事業が行われています。これら自然再生への取り組みを持続的なものにするためには、地域全体で協力した取り組みや、上サロベツならではの特徴ある地域づくりを進めていくことが必要です。そこで、「サロベツ・エコモーDay」での様々な企画を通して、湿原の保全や農業に関わる方々が交流を深め、上サロベツならではの特徴ある地域づくりに向けて地域全体が協力し合うきっかけになることを目的として、平成24年から開催してきました。

過去8年続けてきたイベントを、中止によって途切れてしまってはもったいないとの思いから、

新型コロナウイルス対策を講じて3密を避けながら、展示などで見てもらう代替えイベントを、

1114日より豊富町にあるサロベツ湿原センターにて開催しております。

過去のエコモーDayで行った各種イベントの紹介や、地域で様々な活動を行っている各団体の紹介などなど、

サロベツ湿原センター内を大きく使って展示していますので、順路に沿って進んで下さい!

サロベツ湿原センターの真ん中に作られた、自然再生事業を体感できるコーナーもおすすめです。

湿原と農地が隣あう場所に作られた「緩衝帯(かんしょうたい)」。その左右に作られた水路によって、湿原側は水位を保ち、農地側からは水を抜く、相反する両者の希望が叶えられています。

その緩衝帯を歩いているかのごとく感じられる展示です。

緩衝帯は、北海道開発局さんが行っている自然再生事業の一つです。

ドローンを使って撮影された映像も用意していますので、併せてご覧頂き、自然再生事業を体感して下さい。

その緩衝帯によって保たれた湿原内で、環境省も様々な自然再生事業を行っており、それらをパネルや写真にて紹介しています。

そして、これらパネルから答えを探すクイズラリーに参加して頂くと、豊富牛乳のプレゼントも用意しております!40個限定ですので、お早めにお越し下さい。

サロベツ・エコモーDayのこれまでの様子を含め、湿原と農業の共生を目指しているサロベツ自然再生事業についてや自然再生が行われているサロベツを舞台に活動している様々な団体についてなど、

この地域の事を知って頂ける展示になっていますので、お近くへお越しの際は、是非一度ご覧下さい。

【サロベツ・エコモーDay ~これまでのあゆみ展示会~ 】

開催場所:サロベツ湿原センター(豊富町上サロベツ8662

開催日時:1114日(土)~121日(火)

     午前10時~午後4時まで

     毎週月曜日休館※月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館

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2020年11月16日高病原性鳥インフルエンザ感染拡大防止のために気をつけること

苫小牧 大久保 智子

こんにちは、大久保です。

札幌でも初雪が降りました。毎年初雪をみると雪だぁって言わずにはいられないほどウキウキします。

冬を日本で過ごし、春になると繁殖地に渡って行く鳥を冬鳥といいます。

その冬鳥が飛来し、いよいよ本格的な冬を迎えます。

冬鳥が集まり始めると心配なのは、高病原性鳥インフルエンザです。

国際的に、野鳥の渡りと関連が疑われているため、環境省では、渡り鳥の飛来経路の解明や渡り鳥の飛来状況調査などを実施し、高病原性鳥インフルエンザの発生抑制と被害の最小化に努めています。

  

     オオバン            ダイサギ         羽を休めるカモ達

よっぽどのことがない限り、人へ感染はしないと考えられており、高病原性鳥インフルエンザをむやみに恐れる必要はありませんが、感染拡大の防止のために、私たちができる野鳥との正しい接し方をお伝えします。

◆野鳥や野生動物への安易な餌付けはやめましょう。

・・・人が与える食物に依存することで、個体間の接触が高まり、感染症拡大を招くおそれがあります。

◆衰弱していたり、死亡している野鳥や野生動物には素手で直接触らないように。

◆野鳥や野生動物の排泄物にも素手で触らないこと。

・・・野生動物は高病原性インフルエンザ以外にも、様々な感染症をもっている可能性があります。

◆野鳥や野生動物の排泄物を靴で踏まないように気をつける。

   

・・・ウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがあります。万が一踏んでしまったら、靴底を消毒しましょう。

インフルエンザウイルスは壊れやすい膜で覆われているので、広く普及している消毒液で十分効果が期待できます。正しい情報に基づいた、冷静な行動をお願いします。

11月5日ウトナイ湖


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2020年11月13日11月ならではの観察会♪in支笏湖

支笏洞爺国立公園 當山真貴子

支笏湖周辺の山々に積もった真っ白な雪が美しいと感じる今日この頃。

毛布の膝掛けが手放せない當山です。

イチャンコッペ山からの眺め

 

さて、陽の光が暖かくお天気に恵まれた11/7()に「野鳥と冬芽の観察会」を開催しました。

※参加者:15名(40代~70代:11名、子ども:4名)

観察会が始まり、パークボランティアさんが地面に落ちていた「あるモノ」を拾い、上に向かって飛ばし始めました!

「あるモノ」の正体は、「アカイタヤ」でした。

アカイタヤとは、イタヤカエデの変種で山地に生える落葉樹です。

子供たちは、クルクルとブーメランのように落ちていくアカイタヤの種飛ばしに、喜んでいました(^^)

なかなか写真では伝わりにくいので・・・是非、皆さんも種を見つけた際は、飛ばしてみてはいかがでしょうか♪

 

他には、バナナに似ているカツラの冬芽や赤色のナナカマドの実、花のようなハナゴケ、トビ、アカゲラ等を観察することができました。

※写真をクリックすると大きくなります。

 

今回は、解説者4名で、二班に分けて実施しましたが、参加者の方々は野鳥や冬芽を観察しやすくなった今の時期ならではの支笏湖を楽しんでいました(^^)

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