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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

太陽よ!あと30分!!

2008年11月14日
羅臼
 早いもので11月も中旬に突中。後藤AR日記にもあったように、山の上はすっかり雪に覆われています。
 いよいよ厳しい冬を迎える知床ですが、ここ最近は天気も良く暖かい日が続いています(といっても気温は6℃前後)。晴れた日には、雪化粧した羅臼岳を見ることができ、その雄大な姿は一見の価値有りです!


 雪が降り、冬至も近づく今日この頃。日没が段々早まっています。
 ところで、本州から来た私には以前から羅臼の日没が早く感じられ、気になっていたので今回、海上保安庁と国立天文台のデータから日没時間について調べてみました。すると現在羅臼の日没は15:54分。東京の日没が16:35分なので、違いは歴然。四時半頃には辺りは真っ暗です。
 さらに1年で昼間が一番短くなる冬至(12/21)になると、羅臼15:44分、東京16:32分となるようです。午後のおやつを食べ終わる頃には日が暮れているかもしれません(笑)。


 知床半島の南側に位置する羅臼。山々に夕日を遮られるため、日の出は見られても夕日を見ることが出来ません。高くそびえ立った山並みが、羅臼の日没の早さに拍車をかけています・・・。この写真の撮影時刻は15:37分。既に日が落ちる寸前です。夕日に染まった山や海が幻想的でした。

 夕日に染まる羅臼岳。撮影時間は少し進んで15;53分。日没時間とほぼ同じ時刻です。
 羅臼では、日が完全に沈む所は見ることは出来ませんが、山が光を反射したり遮ることで間接的に夕日を見ることが出来ます。

 とは言うものの、これから迎える冬の羅臼はとっても吹雪くそうで、夕日が綺麗に見られる機会はあまり多くないかもしれません。