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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

羅臼湖巡視

2009年06月22日
羅臼
 6月に入ってから、ずっと天候がすぐれません。
 曇りや雨ばかりでは、せっかくの新緑や綺麗な花も、なんだか色褪せて見えてしまう気がして残念です。そんな中、6月18日の天気予報では、とても貴重な晴れマークが!!「待っていました」とばかりに喜び勇んで羅臼湖巡視へ向かいます。

 今回は通常巡視(歩道、積雪、動植物の状況確認)に加えて、アクティブレンジャーの仕事として重要な、利用者カウンターの設置も行いました。カウンターについては前回の日記でも触れましたが、羅臼湖のカウンターが、羅臼で最後の設置(全部で5基)となりました。
【歩道の状況】
 昨年もカウンターを設置しましたが、同じ時期で比較すると沢山雪が残っています。そのため、羅臼湖までの道のりは不明瞭な場所も多く、雪融け水で歩道が川のようになっている場所もあるため、長靴が必須となります(雪が無くてもぬかるむ場所が沢山あるため、羅臼湖に行く際は必ず長靴を持参しましょう)。また、生えている植物を傷めないためにも、歩道の真ん中を歩くようにお願いします。


雪融け水が流れる階段(2の沼付近)



///////////////////////羅臼に咲く花々/////////////////////
雪融けが昨年よりも2週間は遅い今年の羅臼ですが、羅臼湖の歩道沿いには可憐な花が咲き始めています。というわけで2回目のお花情報をお伝えします!


ミズバショウ(サトイモ科)←食用のサトイモと同じグループです。
羅臼湖では沼のほとりでよく見られます。白く見えるのは花びらではなく、苞(ほう)と呼ばれる葉っぱが変化した物です。 


チシマザクラ(バラ科)
羅臼湖のチシマザクラは日本でも指折りの、遅咲き!?だと思われます。今がちょうど見頃です。青空にピンクの花びらが映えますね。