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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

イベント報告と開催案内

2015年10月09日
苫小牧 平 尚恵

こんにちは。

最近は朝晩冷え込むようになり、気温はすっかり秋ですね。

先日札幌岳に登ったら、標高1000m辺りはすでに紅葉していました。

街路樹が色づき始めるのも、もうすぐですね。

ウトナイ湖は、マガン・ヒシクイが1000羽弱といったところです。

10月10日、11日、12日は渡り鳥フェスティバルも開催されますので、連休はウトナイ湖でのんびり過ごしてはいかがでしょうか?

   
   

さて、先月の話しですが、「動物愛護フェスティバルin胆振」に参加してきました。

  
  

当日は天候にも恵まれ、多くの方にご来場いただきました。

今回は、ウトナイ湖と天売島のコラボ企画でブース出展をしました。

ウトナイブースは野生動物の救護現場の紹介(ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのメンバー)、天売島ブースは天売島のノネコ問題(北海道海鳥センターのメンバー)についての紹介です。

愛護

  左上:ウトナイブース 右上:天売島ブース 左下:ブース内 右下:スタッフみんなでパシャリ

 

ウトナイブースでは、私たちの日々の生活を豊にするための、電線や道路、ビルなどで事故に遭った野鳥を実際に連れて行き、野生動物と共に生きる方法についてセンター職員とボランティアさんが解説をしました。

  
  

海鳥センターのブースでは、国内唯一のオロロン鳥(ウミガラス)の繁殖地である天売島で問題になっているノネコについて紹介し、"ノネコの預かりボランティアさん"の募集も行いました。

天売島では、元はペットだった猫が野外で飼われることで繁殖し、どんどん野良猫が増えていきました。そして、いつしか人になつかない野生の猫(ノネコ)として、天売島のシンボルとも言える海鳥を補食してしまうという事が起こるようになりました。

このままでは天売島の生態系が崩れてしまう!!

そこで、ノネコを捕獲して人に慣れさせ(順化)新しい飼い主を探すことになりました。

"ノネコの預かりボランティアさん"は捕獲されたノネコを家で一時的に引取り、時間を掛けて猫に心を開いてもらう第一歩を担っていただくお仕事です。

ボランティアさんは随時募集していますので、詳しくは下記をご覧下さい。

http://hokkaido.env.go.jp/%E9%A0%90%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95.pdf

 

   天売猫のにゃんちゅう
   

ウトナイ湖野生鳥獣保護センターでは、このノネコ問題について紹介したパネル展を開催しています。海鳥センター職員、石郷岡さん撮影の天売島の写真展も同時開催ですので、是非ご覧下さい。

また、上記の石郷岡さんと羽幌自然保護官の竹中レンジャーが、10月18日(日)に当センターで開かれる、「野生動物に学ぶ救護セミナー」で特別ゲストとしてお話しします。

こちらは事前に応募が必要ですのでご参加の方はセンターまでお問い合わせ下さい。

   ウトナイ湖野生鳥獣保護センター:0144-58-2231

ノネコのパネルと天売島の写真展

  

実は、私も羽幌町の出身なのです!!

子供の頃はノラ猫の"にゃん"を飼っていました。(にゃーんと鳴くので)

天売島の抱える問題が解決の方向へ進んでくれること願っています。

それでは皆さん、18日はウトナイで羽幌の魅力発見と参りましょう!!

(羽幌はウニと甘エビが美味しい!!実はアスパラが日本一美味しい by羽幌大好き平AR)