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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

ウトナイ湖夏休み子どもスペシャル 「野生動物を守る!獣医さんと環境省のお仕事体験」

2019年08月02日
苫小牧 大久保 智子

こんにちは。6月に北海道地方環境事務所 野生生物課に着任した大久保です。

大雪山国立公園の上川地区から札幌に移ってきました。

これからは野生生物課の業務の活動を報告していきますので、よろしくお願いします。

苫小牧市のウトナイ湖は、国指定鳥獣保護区に指定されており、そこにウトナイ湖野生鳥獣保護センターという施設があります。

ここでは、ウトナイ湖の自然を学ぶための展示を行い自然情報を発信したり、ウトナイ湖及び鳥獣保護区周辺で保護された傷病鳥獣の救護活動なども行っています。

そのウトナイ湖野生鳥獣保護センターで、7月27日(土)に夏休み子どもスペシャル

「~野生動物を守る!獣医さんと環境省のお仕事体験~」というイベントを行いました。

前半は、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの獣医さんなどから野生動物を守ることの意義や、傷病鳥獣発生の原因について説明を受けつつ、救護施設や保護収容されている鳥の見学を行い、その後実際に鳥を治療する際に暴れないように保定をしたり、治療の際のポイントを教えてもらったりと獣医さんの体験をしてもらいました。

後半は、環境省レンジャーのお仕事体験として、ウトナイ湖散策路の現地調査を行ってもらいました。現地調査では、動植物の自然情報の収集や、整備した木道などの利用施設の点検を行います。今回のお仕事体験で観察できた動植物のシールをマップに貼ったりメモをとったりしてもらいました。

参加してくれたのは、小学4,5年生を中心に15名。はじめから積極的で、いろいろなことに関心を持ってくれたので、緊張していた私は、子どもたちに救われる思いでした。これから見る力や探す力を養い、ずっと自然環境への興味を持ち続けていてくれたらいいなと思いました。

これからもウトナイ湖の自然の素晴らしさをもっと勉強していき、伝えられる機会をつくっていきたいと思います。