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北海道地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [北海道地区]

大平山の登山道及び高山植物の盗掘等の状況確認

2021年08月16日
洞爺湖 小松瑠菜

こんにちは! 洞爺湖アクティブ・レンジャーの小松 瑠菜です!

7月中旬に、大平山(北海道島牧郡島牧村)の登山道及び高山植物の盗掘等の状況確認をしに行きました。

大平山は支笏洞爺国立公園には含まれませんが、山頂より奥は、ほとんど人の手が加わっていない原生の状態が保たれている地域や優れた自然環境が維持されていることから、自然環境保全法に基づき「自然環境保全地域」に指定されています。

↑大平山で見た植物

道南地方には珍しい石灰岩露出地帯が広がり、日本の北限となるブナの天然林や、オオヒラウスユキソウなどの希少な石灰岩植生が数多く分布しています。特に、第2ピークより上にかけて多く分布していました。

↑オオヒラウスユキソウ

※近年、希少植物の盗掘や踏み荒らしが多発しています。

植物の採取は法律により禁止されていますので、ご注意ください。

※大平山はヒグマの生息地となっています。入山の際はご注意ください。

※山頂付近は経路が不明瞭となっていますので、ご注意ください。

植物への落石や踏み付け等を行わないよう、配慮しながら自然を楽しんでいただければと思います。